総裁選ドキュメント
野田氏「当選は私以外の誰か」
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自民党総裁選(29日投開票)に立候補している野田聖子幹事長代行は23日のインターネット番組で、総裁選の当選者の見通しについて「まだ分からない。私以外の誰かなのだろうと思っている」と述べた。その上で、出馬した理由について「いろいろな政策が出ているけど、人が見えなかった。国防にしても、武器や作戦のことをいうが、自衛官のことは全く語らない」などと話した。
子供や女性のための政策に軸足を置き、「多様性」を重視している野田氏だが、この日は科学技術予算や国防についても持論を語った。
野田氏は「科学技術はニュートラルなはずなのに、最初から色眼鏡で見てしまい、軍事転用になる(から駄目だ)といったら何もできなくなってしまう」と強調した。日本学術会議が念頭にあるとみられる。国防に関しては「総裁選をしていて、拳を振り上げて『国を守る』というと『それってなんのこと』と素朴に思ってしまう人もいる」と述べ、冷静な議論を呼びかけた。