任期満了に伴う横浜市長選は22日投開票され、立憲民主党推薦の横浜市立大元教授山中竹春氏(48)が、前国家公安委員長小此木八郎氏(56)ら7人を破り、初当選した。地元で小此木氏を全面支援した菅義偉首相には大きな打撃で、自民党総裁選と次期衆院選を前に求心力の低下は必至だ。分裂選挙となった自民は4月の衆参3選挙の敗北や7月の東京都議選の不振に続き、厳しい結果となった。新型コロナウイルス感染拡大も響いたとみられる。
投票率は49.05%で、前回2017年を11.84ポイント上回った。山中氏は約50万票を獲得し、約32万票の小此木氏に約18万票の差をつけた。