オランダの世界的な指揮者で、日本でも公演を重ねたベルナルト・ハイティンクさんが21日、自宅で亡くなりました。92歳でした。
指揮者のベルナルト・ハイティンクさんは、1929年にオランダのアムステルダムで生まれ、ヨーロッパを代表するオーケストラの一つ、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席指揮者を長年務めました。
また、イギリス ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督や、アメリカのシカゴ交響楽団の首席指揮者なども歴任し、世界的な指揮者として知られていました。
ハイティンクさんは1962年以降、日本でも公演を重ね、2003年には、若手音楽家の育成を目的に北海道札幌市で開かれた国際的な音楽祭に参加し、指導にあたりました。
ハイティンクさんは、おととしスイスで行われた音楽祭で公演したのを最後に引退していましたが、ロンドンの音楽事務所によりますと、21日、ロンドン市内の自宅で家族にみとられて亡くなったということです。
92歳でした。