3.5″ HDD 2基搭載しRAID構成なUSB3.0接続の HDDケース 、裸族の二世帯住宅USB3.0 (CRNS35U3)の背面 ファン が経年劣化により挫滅し回らなくなってしまったので、互換品を購入して ファン を 交換 しました。
製品摘要
裸族シリーズでお馴染みのセンチュリーから2010年に発売された、裸族の二世帯住宅USB3.0 (CRNS35U3)は、SATA-II接続の3.5″HDDを2基搭載してRAID構成を組むことが出来るUSB3.0対応のHDDケースです。
こちらに発売当時の記事が残っていますが、NASがまだ普及していなかった当時、RAID対応のエンクロージャとしては最安の部類だった記憶があります(当時、香港にて購入)。購入当時、安物のノーブランドNASの拡張用USBポートに繋いで、擬似的な「RAID NAS」として使い始め、今ではSynology NASのDownload Stationが使う作業用ストレージとして余生を送っています。
内部へのアクセス
難点は通気性の悪さからか、内部に熱がかなりこもることで、フル稼働するファンはあまり長持ちせず、以前にも交換したことがあので今回は正確には再交換ということになります。
本体背面四隅4本と底面前方2本の計6本のネジを外すと、
コ字の金属カバーを本体後方へずらして外すことが出来ます。
問題のファンは背面パネルに内側からネジ止めされていて、この背面パネルは底面とL字型に一体構成になっています。前回は中身を全て分解してアクセスしましたが、ネジの数が多くて難儀した記憶が甦るので、ドライバが下部のネジに届くよう、このL字の背面パネルを後方へ力を加えて変形させて済ませました。尚、ネジ穴はファンの四隅にあるものの、実際に固定に使われているのは上下各1本のみです。
ファンの交換品を加工
取り外したファンから、ほぼ同じメーカーの同じ商品と思われるファンを淘寶にて購入(RMB5.00+送料)。おおよその仕様は次の通りです。
- 外 寸 : 70x70mm 15mm厚
- 給 電 : DC12V 0.16A
- 回転数 : 2800rpm
両者を比較してみますが、取り外したファンも前回交換時に取り付けたものなので、製品購入時からの部品ではありません。
ファンのリード線に付いているXH2.54コネクタが合わないので、手持ちのコネクタピンを圧着して古いコネクタハウジングを流用することにします。
リード線の長さも調整して後は組み付けるだけ。
組み付け
またしても下方のネジの締め付けに苦労しつつも、無事に組み付けて正常にファンが回るようになりました。
スリープ機能について
この製品の特徴の一つに、「スリープ機能により5分間アクセスが無ければハードディスクとファンが共に停止する」が挙げられています。このスリープ時に母艦であるNASとのUSB接続が切れて復帰してくれない現象によく悩まされました。PCへ繋いで使用している際にはスピンダウンしてもUSBインターフェイスの接続は維持してくれるので、相性の問題なのかもしれません。
なかなか原因のトリガーがつかめないので、どうしてもスリープして欲しくない時は、5分毎にディスクアクセスする以下のようなタスクを登録し、背面ファンのコネクタを抜いて運用することもあります。
/bin/touch /dev/sdq1 &>/dev/null /bin/ls /volumeUSB1/usbshare/ &>/dev/null
投稿 裸族の二世帯住宅(CRNS35U3)HDDケースの背面ファン交換 は Fun Scripting 2.0 に最初に表示されました。