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 自民党の麻生太郎副総裁(81)は衆院選(31日投開票)で22日、東京・府中駅フォーリス前で、東京18区(府中市、小金井市、武蔵野市)から立候補した長島昭久元防衛副大臣(59)を応援した。

 同選挙区は長島氏と14回目の当選を目指す立憲民主党・菅直人元首相(75)による事実上の一騎打ち。この日、菅氏はJR武蔵小金井駅前の街頭演説会で元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)から熱い応援を受けている。

 自民党は同選挙区を衆院選の重点選挙区と位置づけ「絶対に落とせない」と強気の姿勢で挑み、長島氏の応援に菅義偉前首相(72)に続いて、麻生氏を投入した。

 麻生氏は時折激しい雨が降りしきる中、聴衆の前で、立民が選挙前、共産党と「限定的な閣外からの協力」に合意したニュースに触れ、こう批判した。

「いま立憲は?立憲共産党?、そういうイメージになっちゃっている。いや、これは事実でしょうね。我々は立憲と戦っている。衆院選は政権選択の選挙です。みなさんこれを頭に入れておいてくださいね」

 自民党は菅氏のおひざ元の選挙区で必勝をきたすため今後、小泉進次郎氏(40)、安倍晋三元首相(67)、選挙戦中終盤に岸田文雄首相(64)の投入を予定している。