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今、心理学の本を読み漁っている
これが実に面白い
心理学とは、
人間心理の一定パターンや法則性を体系化したもの…
つまり、人間の「心」や「精神」を解き明かす学問だ。

心理学者といえばフロイトやユングが有名で、
彼らの理論が現代心理学の基板になっている。
そして、最近になって大ブレイクしているのが
アルフレッド・アドラー
アドラー心理学は、
メンタルヘルスの究極といっても過言じゃない。
(興味があったらググって調べるか、以下を参照して欲しい )

ハッピーな人生を歩みたいなら、
アドラー心理学さえ学べば、充分過ぎるくらい十分だろう。

人間心理について、より深く知りたいというならば、
フロイトやユングの理論も学ぶといい。
何故なら、この2人が指摘した「深層心理」というワードが
人間という生き物の本質を探るカギを握ってるからだ。
現に、我々は深層心理に大きな影響を受けており、
逆に、深層心理も我々の意思に影響を受けているのも事実。

では、深層心理って何
一般には、脳が持つ無意識の領域だといわれている。
しかし、我々には、脳よりもさらに奥に
潜在意識というべき隠れた部分がある

人間心理は、脳が単体で造り出しているのではない。
まず、我々の本質ともいえる、
霊とか魂とか呼ばれる意識エネルギー体(潜在意識)が存在し
これと脳が共同で造り出しているのが
心や精神などといわれる人間心理の正体なんだ。

脳と魂はPCのネットワークみたいに繋がっており、
耐えず情報交換されている…、というのが我輩の仮説。
解りやすくいうと、我々の本質である魂は、
10%のエネルギーを脳と同調させて人体を操作し、
個性ある一人の人間となって3次元世界を探索している。
(余計に解りにくいか

全意識の90%は潜在意識として、
脳(10%)とは半ば遮断されており、我々には知覚出来ない。
所詮、我々(魂の10%)は、
脳が五感で捉える範囲内でしか物事を把握出来ず、
3次元を超えた世界の存在を知らないのも当たり前なんだ。
(だから、あの世も霊魂も見えない)

魂の潜在意識とは別に
「無意識」といわれる領域が脳内にあるのも事実。
というより、我々自身が気付いていない脳の作用というべきか

脳には、オートメーションともいうべき自動操作機能が
予め具わっている。
これにより、
我々は、日常の様々な情報を自動的に取り入れ、
これらを上手く整合して記録し、
必要に応じて外からの刺激に反応したり、
様々な動作が出来るようになるんだ。

当然ながら、誰でも初めは自動車の運転が出来ないよね?
例えば、交差点で右折をする際は…、
まず、安全確認してウィンカーを出して右車線に移動し、
ブレーキを踏んで止まって、対向車と歩行者を確認して、
対向車の距離と速度を把握しつつ、「行ける」と判断して、
ハンドルを切ってアクセルを踏む訳だが、
これら一連の動作は、考えてみると意外に大変だ
初心者からすれば、頭脳をフル回転しないと出来ない事だが、
熟練者は無意識にスイスイとやってしまう
そう、無意識に。
このように、自動的にやれてしまうのは
繰り返し経験した事が脳で習慣化されるからだ。
「体が覚える」、「癖になる」、「パターン化される」
…といえば解りやすいか?

自動車の運転だけじゃなく、対人コミュニケーションでも同じ。
例えば、家族に不当な文句をいわれた場合、
どういう反応をするかは、人によって様々だ。
怒る人、泣く人、謝る人、無視する人、いろいろいるだろう。
状況によって様々な反応を遣い分ける事は殆どない。
誰もが、常に無意識で同じような反応をする。
これは、習慣化されたからで、自動車の運転と同じ。
慣れない内は意識して考えるが、
慣れると無意識に同じ判断や反応、行動を繰り返すようになる。
これら、反応や行動の傾向は、それぞれ人によって異なり、
これこそが性格や個性の違いになる訳だね。

人間が経験を積み重ねる事により、性格だけでなく、
好き嫌いや趣味嗜好や価値観の傾向なども固まっていく。
そして、これを無意識に繰り返す
これこそが、脳のオート機能であり、
これも深層心理の一部と考えていいだろう。

何かと忙しい環境で生きてる我々は、
いちいち何でも意識して考えてると疲れて大変だ
だから、常に脳のオート機能に依存して、
日々のストレスから逃れようとする。
この機能に任せれば、
何かと忙しい日常で、イチイチ気を遣う必要がないから楽だ。
しかし、これに頼り過ぎると考える事を怠けてしまい、
無意識に流されるままになってしまう。
つまりは思考停止
だから、無意識に他人を苦しめ、また傷付けたり、
いろいろ迷惑を掛けたりしてしまうんだ。

無意識に流されると苦しむのは他人だけじゃないぞ。
自らの無意識な判断や行動で同じ失敗を何度も繰り返し
自分自身もスゴく苦しむハメになる
しかも、厄介な事に本人は全く気付かないから、
その悪循環から脱け出すのは容易じゃない
これでは人間関係に支障が出るのも当然だね
まさに、人間の悩みは対人関係が100%というのも頷ける。

結局、我々の悩みや苦しみとは
自分という人間を客観的に把握出来ていないから生じるんだ。
やはり、無意識ってのは怖いものだね

無意識の部分には、過去の様々な記憶と共に
隠れた感情や衝動が潜んでいる。
これこそがフロイトやユングが指摘した深層心理。
当然、他人どころか本人もなかなか気付けない心の裏だ。
人間関係の問題が自分にある事は気付いても、
心の裏に潜む病巣を見付け出すのはかなり難しい。
そして、その病巣が
過去に起こした自らの判断や行動によって作られた
…という事に誰もが気付いていない。
この驚くべき事実については、
アドラー心理学で解明されているので
興味のある人は調べてみて欲しい

では、我々の脳(10%)と深層心理(90%)の関係について
さらに深く切り込んでみよう

我々が日々の活動から得る情報(経験)は、
まず脳の記憶領域(海馬)に記録され、
遣える知恵として整合した後、大脳に送られてストックし
必要とする場面で表の意識に下ろされる

脳は、我々が寝てる時でも休む事はない
小脳のオート機能が脈動や呼吸、消化などを管理し続けている。
また、大脳もコツコツと情報処理を続け、
記憶領域に必要な知恵を貯め続けている。
ふと、何かしらの名案が閃いたり
良いアイデアが浮かんでくる時ってない
これは、何も考えてない無意識状態の時に多いはずだ。

我々が、何か願望を抱いたり、または願望を抱き続けてると
脳は持ってる情報をフル動員して、
何かのアイデアを搾り出そうとする
何と、健気で可愛い奴だと思わないか?

脳にストックされた全ての記憶(知恵)は、
我々の意識に下ろされるだけじゃなく、
さらに奥の潜在意識領域(魂)にも記録される。
この記録方式は、
PCのスキャンみたいなものかも知れない。
もしや、思考や行動だけじゃなく、五感を通じて得た情報全て、
さらには肉体のコンディションやDNA情報さえも
丸ごと記録されてるんじゃないか
同様に、魂領域から脳に下ろされる情報もあり、
これもアイデアや閃きとして我々にもたらされる。

以上の、魂領域と脳の無意識部分にストックされた情報を
どうやら我々は一括りに深層心理と呼んでいるらしい。

さて、魂に隠されている潜在意識とはどういうものなのか
簡単にいうと前世の記憶。
我々の本質である魂は、過去に何度も肉体に宿り、
様々な人間として生きた記憶を持っている。
この経験と知恵は、たった一人の人間でしかない我々にとって
計り知れない厚みと深みを秘めているに違いない

例えば、100回の人生を経験したならば、
100人分の知恵が貯まっている訳だ。
ある意味、
百科辞典みたいに膨大な情報が詰まっているんじゃないか
だから、我々の本質である意識エネルギー体(魂)ってのは
まさにウィキペディアみたいだ。
この点を考えると、
我々が人間として生きている意味も解ってくるだろう。

我々が生きる事で得た経験は、
そっくり意識本体(魂)に吸収される。
そして、10%の意識が肉体から離れて
90%の本体と融合した時、
我々は全ての記憶を思い出し、全ての情報が共有されるのだ。
これにより、「何故、我々に深層心理があるのか…?」
…という疑問も解ける。

もし、意識本体が持つ深層の知恵が剥き出しになっていたら
我々が生まれてくる意味がないじゃないか
まっさらの赤ん坊として生まれ、
脳という制限された道具だけで懸命に生きる事によって、
我々は人生で多くの経験を積み重ねているのだ。
何も解らないからこそ、いろいろ考え(意識し)、悩み、
試行錯誤しながら学ばねばならない。

…このように考えると、
我々が生きてる世界や身近な環境というのは
学校や訓練所みたいなものだと解る。
つまり、学ぶための方便として設立された仮想現実の世界だ。
別な喩えをいうなら、
この世界は演劇の舞台で、
我々は一人の役者(キャラ)って事になる。
だから、そうそう深刻に悩んだり、必死に頑張る必要もない。
所詮、お芝居の世界なんだから、
もっと気楽に捉えて、多いに楽しめばいいんだ

何やら話が拡大し過ぎてしまったが、
心理学を追究すると、こんな発想が生まれるから面白い
どうやら、人間心理を追究すれば、
宇宙の謎さえ解き明かす事が出来そうだ

次回はもっと話を拡げて、宇宙の秘密について調べてみよう。
いやはや、妄想が拡がってきた