訪米中の茂木敏充外相は23日(現地時間22日)のオンライン記者会見で、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟申請について「歓迎したい」と語った。
「台湾は自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、密接な経済関係を有する極めて重要なパートナーだ」と強調した。「台湾がTPPの高いレベルを完全に満たすかどうかしっかりと見極める必要がある」とも説明した。
茂木氏は中国による加盟申請に関しては「高いレベルを満たす用意ができているかしっかり見極める必要がある」と述べるにとどめていた。「歓迎」といった表現は使わなかった。
外務省の発表によると、茂木氏は記者会見に先立つブリンケン米国務長官との会談で米国のTPP復帰を促した。トラス英外相とも会い、英国のTPP加入交渉について話し合った。
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