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クラス分けのルールが守られていないとして2024年のパリパラリンピックの実施競技から除外していた車いすバスケットボールについて、IPC=国際パラリンピック委員会は競技団体による改善が進んでいるとして再び実施競技に加えることになったと発表しました。

IPCは去年1月、クラス分けのルールが守られていないとして車いすバスケットボールを2024年のパリパラリンピックで実施競技から除外することを決めました。

このため国際車いすバスケットボール連盟はクラス分けのルールなどについて見直しを進め、各国の競技団体に対し選手のクラス分けの再審査を求めるなどの対策を講じてきました。

これを受けてIPCは改善が見られるとして、理事会で車いすバスケットボールをパリ大会で再び実施することを決めたと22日、発表しました。

ただ、今後こうした改善策がIPCの求める条件を満たさないと判断した場合は、再び制裁措置がとられると指摘しています。

IPCのパーソンズ会長は「国際競技団体がクラス分けの見直しに対して大幅に進歩したことに満足している」とコメントしています。