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中国コスプレイヤーのクオリティーの高さには定評がありますが、上質で洗練された写真が見たい方にご紹介したいのが、現在、北京に住む大学生の夜光さんです。

一回の撮影に臨むに当たって入念な準備をし、写真の雰囲気や構図も徹底して練り上げる姿勢は、まさにクリエイターの領域。独自性の高い表現力で生まれた厳選写真をインタビューと合わせてお届けします。

『ドールズフロントライン』OTs-14 天意佳人【画像タップorクリックでフォトギャラリーへ】

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――好きなゲームやアニメを教えてください。

夜光:スマートフォンゲーム、コンシューマー、MMOどれもよく遊んでいます。スマートフォンゲームだと、『Cytus』、『アズールレーン』、『ドールズフロントライン』、『アークナイツ』などです。

コンシューマーでプレイした『The Elder Scrolls V: Skyrim』も大好きです。あとMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』、あとはNintendo Switchの『あつまれ どうぶつの森』も遊んでいます。

アニメは日常系作品を多く観ますね。古典的で高品質な作品も好きです。『蟲師』、『カウボーイビバップ』、『モノノ怪』のような幻想的な世界観の作品をたくさん観てきました。『ラブ、デス&ロボット』も大好きですね。

『ドールズフロントライン』OTs-14 紫雨心

――コスプレを始めたきっかけを教えてください。どんなコスプレ活動をしていますか?

夜光:出会ったのは中学生の時に、友達に連れて行ってもらった動漫展(※)でコスプレに出会ったからです。当時は中国アニメ『全職高手(マスターオブスキル)』のキャラが大好きで、自分もコスプレしたいと思ったんです。その後に、別の友達と一緒に動漫展に参加して、コスプレ写真を撮ってもらったのがすごく楽しくて、続けることにしました。

昨年までは高校生だったので、学業優先で頻繁にコスプレをしていたわけではないです。夏と冬休みに1~2回くらい、あとは、国慶節やメーデーなどの祝日に撮影したくらいです。動漫展にはたくさん行きました。

夏と冬では撮影頻度は変わりません。夏は暑いので化粧が難しく、冬は寒いと私の顔の表情が固くなります。季節に合わせた衣装に限らず、夏に厚着、冬に薄着のコスプレをすることもありますね。

やっぱり、春や秋の気候は撮影しやすいです。今年の夏は水着や薄着のキャラコスプレ撮影を予定しています。

(※)中国のアニメ・ゲーム・同人誌即売会などのイベント。

――得意な表情やポージングを教えてください。

夜光:私は『ドールズフロントライン』のコスプレをすることが多いです。銃を持つことが多いので、カッコよく見せなければいけません。私は「クールでカッコ良い女性」キャラがずっと好きなので、カッコよく見せるポージングには比較的自信があります。もちろん、具体良的なポージングはキャラと衣装に合わせる必要があります。

『ドールズフロントライン』失格異性体『ドールズフロントライン』失格異性体

――印象に残るコスプレの記憶は?

夜光:以前、『NieR Replicant』の撮影を水辺にある廃墟で行った時は、夏で暑くて大変でしたが写真には満足しました。私は毎回、自分がイメージする写真を実現するために、ロケーション選びも含めてアイディアを練るので、毎回すごく印象に残ります。

――ご自身が多くの人に知られるきっかけになったコスプレは何でしょうか?

夜光:私はまだ多くの人に知られているとは言えませんが、『ドールズフロントライン』OTs-14のウェデイングドレスをSNSに投稿した時に、たくさん反応を貰いました。フォロワーもすごく増えました。この時の撮影もたくさんアイディアを練ったので、このように良い反響を得られてすごく嬉しいです。

――コスプレを続ける原動力は何でしょうか?

夜光:大好きな趣味だからすでに習慣になっています。あとは好きなキャラを現実で表現したいからですね。今後もクオリティーを大切にして、さらに個性的な作品になるようにアイディアを練ります。唯一無二の個性でスケールが大きい写真にしたいです。そして、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたら、他の国にも行って色んな場所を見て回りたいです。

『アークナイツ』ウィスパーレイン(孤寒峭 チャイナドレス)【画像タップorクリックでフォトギャラリーへ】

――撮影にあたって、カメラマンにはどんな要望を出していますか?

夜光:まずは私のアイディアに真剣に耳を傾けてくれて、自身も撮影に対する見解をしっかり持っており、撮影イメージの実現に臨んでくれることです。次に構図が上手で、アニメのワンシーンのような写真を生み出してくれることです。そういう方であれば、私はさらに多くのアイディアを現実にできると思います。

――2021年前半のコスプレBest3を教えてください。

夜光:最も満足しているのは、『ドールズフロントライン』OTs-14のウェデイングドレスです。撮影前にたくさんの資料を集め、たくさんのラフを描いて構図を練りました。カメラマンともディスカッションを重ねて、たくさんの準備をした結果、イメージ通りの写真になってとても満足しています。

もう一つは、まだ発表していないのですが、同じ『ドールズフロントライン』に登場するマーキュラスの写真です。

3枚目も『ドールズフロントライン』に登場する失格異性体です。このキャラの全身の装具は私の手作りでとても思い入れが深いです。

『アークナイツ』テキサス(意志 コーデ)【画像タップorクリックでフォトギャラリーへ】

――これまで日本に来たことはありますか?

夜光:小さい頃に一度だけ日本に行っただけで、それ以降はありません。なので、オタクイベントには参加したことがありません。もう一度機会があれば、日本の美しい景色をまた見に行きたいです。

――2021年後半のコスプレ計画を教えてください。

夜光:実は最近、撮影頻度は落ちました。より計画を練って、精巧で構図を追求した写真を撮りたいから準備に時間をかけています。今後は『ドールズフロントライン』、『アークナイツ』を中心に撮影すると思います。あとは、『Fate/Grand Order』や『エヴァンゲリオン』も私がコスプレすることが多い作品です。

『ヱヴァンゲリオン新劇場版』式波・アスカ・ラングレー【画像タップorクリックでフォトギャラリーへ】

『ドールズフロントライン』は長く遊んでいるゲームで、撮影したいキャラがたくさんいます。例えば、パイソンやM82A1、あとは指揮官が所属するG&Kと対立する組織の新先述人形ですね。『アークナイツ』も私がすごく好きなイラストレーターがキャラを描いているので、常にチェックしています。

画像提供:夜光Twitter:@LANUIT_03Weibo:夜光-NightLight