エクセルを使っていると、結構いろんなトラブルに遭遇します。
特に多いのが、『シートが消えた!』、『シート見出しが消えた』というもの。
それとは逆に、次の画像のようにエクセルを起動すると必ず余計な空ウィンドウ(シート)が表示されてしまうという現象もたまに発生します。
今回は、空のウィンドウが表示されないようにする方法を2つ紹介します。
毎回毎回、余計なウィンドウが表示されて困っている人は、ぜひ参考にしてください。
スタートアップフォルダの不要なエクセルファイルを削除する
まずは、Excelの『ユーザースタートアップ』フォルダに、不要なエクセルファイルがないか確認します。
以下が、スタートアップフォルダのパスで、エクスプローラからたどる場合は『Users』の部分が『ユーザー』という名前になるので注意してください。
C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART
『ユーザースタートアップ』フォルダにあるエクセルファイルは、エクセルの起動と同時に必ず開かれます。
通常は非表示で開かれますが、開く時になんらかの不具合があるとそのエクセルファイルが表示されてしまいます。
なので、不要と思われる(不具合のある)エクセルファイルを削除することで、空のウィンドウが表示されなくなります。
不要なアドインを削除(無効化)する
さきほどの方法でも空のウィンドウが表示される場合は、不要なアドインを削除します。
次の手順でアドインを確認。
リボンのタブ『ファイル』(①)をクリックし、『オプション』をクリック(②)
左の『アドイン』をクリックし、管理が『Excelアドイン』になっているのを確認して『設定』をクリック。
ここで、インストールされているアドインが表示されるので、不要なアドインのチェックを外します。
次のような警告が出た場合は、『はい』をクリック。
この後エクセルを一旦終了し、適当なエクセルブックを開きます。
もし、削除したアドインが原因であれば、空のウィンドウが表示されなくなります。
スタートアップフォルダを確認する
最初の方法で確認した『スタートアップ』フォルダのパスは、通常は先に書いたとおりですが、エクセルのオプションで変更することも可能です。
もし、最初の方法で『スタートアップ』フォルダに何もない場合は、次の手順で『スタートアップ』のパスを確認してください。
左の『トラスト センター』をクリックし、『トラスト センターの設定』をクリック。
左の『信頼できる場所』をクリック→一覧の中から『ユーザースタートアップ』をクリック。
パスに表示されているのが、現在設定されている『ユーザースタートアップ』フォルダになります。
このフォルダに不要なエクセルファイルがないか確認しましょう。
エクセル起動時の空ウィンドゥ表示問題の対方法まとめ
- エクセルの『ユーザースタートアップ』フォルダに、不要なエクセルファイルがあったら削除。
- 最初の方法でも解決しない場合は、不要なアドインを削除。
今回は、出現頻度があまり高くない現象について、その対策方法を紹介しました。
ただ、出現頻度が高くないため、その対策についての情報も少ないです。
もし、『エクセルを起動すると、必ず余計な空ウィンドウが表示される』という現象が発生したら、まずは今回紹介した方法を試してみてください!