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a7d45ccb.jpgこのブログ・・・・・キウイフルーツのブログなのですが、今日は訳あってトマトネタです。

キウイフルーツには色々な品種がありますが、スーパーマーケットなどで販売されている品種は、ほとんどヘイワード(グリーン)とホート16A(ゴールド)に限られています。これに対して、トマトやイチゴは、近所のスーパーに行くだけでも、数多くの品種を購入することができます。

トマトやイチゴとキウイフルーツとの、この違いは何なのか?これを考えるために、少しトマトとイチゴの実験をしてみることにしました。

まず手始めに、近所で購入してきた細長いミニトマトを使ってみました。愛知県産の‘アイコ’という商品です(正式な品種なのかどうかわかりません)。

糖度(BRIX)は8.0度と、トマトとしては高めです。果肉の赤色は濃く、普通のピンク系の品種よりも、リコペンの濃度は高そうです。HPLCで測定してみても、やはり高値を示しました。RQフレックスによるアスコルビン酸の簡易測定法では、約30mg/100g程度と、やはりトマトとしては高濃度です。

薄くスライスして顕微鏡で見てみると、下の写真のようにリコペンの結晶と思われるものが、多数観察されました。

トマトもなかなかおもしろそうな研究材料です。