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 2020年4月1日。あるプロジェクトによって生まれたバイオ燃料を積み、1台のバスがさっそうと走りだした。石油由来のディーゼル(軽油)と同等の性能を持ち、将来的には環境負荷の7~8割減を狙える同燃料。電動化以外の環境対応策として貴重な選択肢の1つになる。手掛けたのは、商用車大手のいすゞ自動車とバイオスタートアップのユーグレナだ。約6年にも及んだ両社のバイオ燃料開発、その裏側に迫った。