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“縄で威嚇”難民希望者への対応でバイデン政権への批判相次ぐ

 アメリカ南部・テキサス州にハイチから難民申請を希望する人たちが押し寄せている問題で、バイデン政権が批判にさらされています。

 政情不安が続く中、8月に大地震が起きたハイチでは、生活に困った人たちがテキサス州デル・リオに押し寄せ、その数は一時およそ1万5000人にのぼりました。これに対し、馬に乗った国境警備隊員が縄などで威嚇しながら追い返す様子が報じられ、批判が集まっています。

ホワイトハウス サキ報道官
 「(馬で追い返す)映像は非常に酷い。今後はデル・リオで馬を使いません」

 バイデン政権は、新型コロナ対策として難民受け入れを一時的に制限していることなどから1400人をハイチへ送還しましたが、これを人権団体が厳しく批判、また、ハイチ問題を担当する特使が「非人道的だ」と辞任する事態となっています。