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 特殊詐欺対策のサービスなどを提供している会社の調査員が、騙された一般人を装って「サポート詐欺」の実態調査を行った。実際に電話をかけると、どのようなことが発生するのか。

【映像】「お客様バカですか?」 電話の音声

 「サポート詐欺」とは、パソコン上に“ウイルスに感染した”など偽の警告を表示し、“サポート”の電話番号に慌ててかけてきた人から金品を騙し取る特殊詐欺のことだ。

調査員「もしもし。今パソコンを使っていて画面にエラー表示が出てこちらの番号にかけるようにという表示が出ているんですけど」
女「お客様、ご心配しないでください。問題を解決するために私の言う通りにやってください」

 詐欺師とみられる女は、サポート詐欺に多い手口である遠隔操作を狙ってきた。指示通りに操作すると、パソコン内の情報が盗まれてしまう。そこで、遠隔操作から話をそらすため、調査員は金額を尋ねた。(※会話文は音声ママ)

調査員「いくらぐらい必要になりそうですか?」
女「コンビニの行って、2万5000円の(商品名)買ってきてください」

 調査員がカードを購入してきたふりをすると、16桁の番号を聞き出そうとする女。これに対して調査員が再び話をはぐらかすと、女は突如態度を豹変させた。

女「お客様!私の時間無駄にしないでください!パソコンのゴミ箱で捨ててください!」
調査員「あなたに郵便で(パソコンを)送っちゃだめですか?」
女「お客様バカですか?頭はないんですか?じゃ、バカの方だから電話切りまーす」

 思い通りにいかず、逆ギレした女は電話を切った――。偽の警告にある“サポート”に電話をかけると、詐欺グループにつながってしまうという。

 調査会社は「絶対に電話をかけないように」と注意喚起している。(『ABEMAヒルズ』より)