銀行間の送金手数料の値下げ方針が示されているが、具体的な値下げ金額について大手銀行四行とゆうちょの方針が出そろった。各行ともにATMでのキャッシュカード利用時やATMで現金を使う場合などの条件によって細かい違いがあるので、正確な部分はそれぞれのリリース等を参考にしていただきたい。
三菱UFJ銀行は10月1日から改訂が行われ、振込金額が3万円未満では66円、3万円以上は110円引き下げられる。なお、ネットバンキングである三菱UFJダイレクトでは、3万円未満の振込で手数料154円、3万円以上で220円に設定された(三菱UFJ銀行リリース[PDF]、Impress Watch)。
三井住友銀行に関しては、窓口やATMに関しては11月1日から、同行のインターネットバンキングであるSMBCダイレクトでは2022年1月17日から手数料の引き下げが行われる。他行宛の振込手数料に関しては、振込金額が3万円未満の場合は55円、3万円以上の場合は110円引き下げる。SMBCダイレクトでは3万円未満の振込で165円、3万円以上の振り込みで330円になる。なおSMBCダイレクトで11月1日から翌22年1月16日の期間に他行宛の振込をした場合、振込金額3万円未満は55円、3万円以上は110円を返金するとしている(三井住友銀行リリース[PDF]、Impress Watch)。
みずほ銀行の改定予定日は10月1日から。振込金額が3万円未満では60円、3万円以上は110円引き下げられる。ネットバンキングのみずほダイレクトでは、他行あては、3万円未満が70円値下げの150円、3万円以上が120円値下げの320円に設定された。みずほ銀行本支店宛も値下げされ、いずれもゼロ円と無料化されている(みずほ銀行[PDF]、Impress Watch)。
りそな銀行と埼玉りそな銀行、関西みらい銀行の改定予定日は11月1日からとなっている。同行では振込金額による区分はなく、個人向けインターネットバンキングのマイゲートと法人向けのビジネスダイレクトではそれぞれ55円引き下げられた。マイゲートでは改定前は220円だったものが改訂後は165円に、ビジネスダイレクトでは改定前660円が改訂後は605円となった。全ての人が対象となる窓口での振込みは、880円から110円値下げの770円となる(りそな銀行リリース、Impress Watch)。
ゆうちょ銀行は11月1日から改訂が行われ、これまでインターネットバンキングにおける改定前の振込料金は、5万円未満220円、5万円以上440円かかっていたが、これを一律165円に変更する。事業主の振替口座から多数の受取人の口座に送金するサービス「総合振込」に関しても一律165円になった(ゆうちょ銀行、Impress Watch)。
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