ラジオだけがうるさい。
シトロエン ベルランゴの電動バージョン、初テスト。電気自動車の登場だ! 航続距離は最大280kmと言われている。新しいシトロエンのë-ベルランゴで静かにドライブしてみた。テクニカルデータを含むすべてのレポート。
気候や持続可能性といった問題を理解するには、25歳になる必要があるのだ。
1996年、シトロエンはハイルーフのステーションワゴン、パネルバン、パンパース ボンバーのクラスを発明した。
そして25年経った今、「ベルランゴ」は自分自身と平穏に過ごすとともに、仲間として新しいメンバーを加えた。
ようこそ、新しい「ë-ベルランゴ」へ!
バッテリーだけで最大280kmの走行が可能
新型電動モデル、「シトロエン e-ベルランゴ」には136馬力の強力な前方推進力、50kWhのバッテリーによる最大280kmの航続距離、全長4.40mの広い空間が常に確保されている。
そして、1,200ユーロ(約16万円)の追加料金を払えば、25センチメートルの延長が可能で、特にトランクのスペースがさらに広くなる。
我々は、大きくなくていい、小さいのでいい、つまりMサイズで十分だと考えている。
リュッセルスハイムからタウヌスまで、排気ガスを出さずに街を抜け、陸路で山に向かうのが、この「e-ベルランゴ」を使った我々の最初のツアーだ。
そして、ご存知だろうか?
電気自動車は、アクセルを踏み込んだ瞬間のパンチ力がなくても楽しいのだということを。
もちろん、「スポーツ」モードでは、136頭の馬が動き出すと、このクルマは駅馬車のように走り出す。
後席の子供たち(チャイルドシートが3つ隣同士に並べられる)が喜んではしゃいでいる。
最大100kWの充電が可能
しかし、その必要はない。
ブレーキエネルギー回生を追加した「エコ」モードでは、このクルマは私たちに倹約を教えてくれる。
その仕組みはとは、82馬力だけで走り出せば、電気自動車は特に効率的となる。
また、アクセルから足を離すと、自動的にブレーキがかかり、新しいエネルギーがバッテリーに供給される。
目的地に到着する直前までに、19kWhを消費した。
自宅で満タンにすると、100kmで6ユーロ(約780円)だ。
充電といえば、バッテリーが小さいので、電動「ベルランゴ」は長距離には向いていない。
最大100kWで充電でき、急速充電器では80%に達するまで30分かかるという。
自宅では、11kWのウォールボックスで5時間、子どもたちが寝ている間に充電完了となる。
今知りたいのは、買うこと?
子供とスポーツ用品を運ぶだけなら、そうでいいだろう。
しかし、ベーシックモデルには右側のスライドドアしか備わっていない。
38,640ユーロ(約502万円)を払えるなら、リアに個別シートと2枚のスライドドアを備えた上位トリムレベルにしたほうがいい。
そして、石器時代のボイスコントロール付きナビの代わりに、200ユーロ(約2万6千円)で携帯電話接続可能なオーディオシステムを選択すべきだ。
そうしても、エコリベートのおかげで、まだ3万ユーロ(約390万円)を切っている。
しかもラジオだけ大音量で室内は静粛だ!
シトロエン e-ベルランゴ: テスト
テクニカルデータ: シトロエン e-ベルランゴ
• パワーユニット: 電動モーター、フロント • 出力:100 kW (136 hp) • 最大トルク:260 Nm • 駆動:前輪、1速ギアボックス • 全長/全幅/全高:4403/1848/1844 mm • 空車重量:1739 kg • ブート:775 lから • 0-100 km/h:11.7 s • Vmax:135 km/h • 電池容量:50 kWh • 航続距離:最大 280 km • 燃費:19.3 kWhから • 価格:36,590ユーロ(約475万円=環境助成金差し引き前)より
結論:
プレミアム付きで27,020ユーロ(350万円弱)、従って「オペル コンボ-e(Combo-e)」より1,500ユーロ(約20万円)も安い。
移動は多いが、運転する機会(距離)が少ない方にお勧めの電気自動車だ。
AUTO BILDテストスコア: 2
Text: Andreas May
Photo: PSA Groupe