
小池都知事は24日の定例会見で、新型コロナウイルスの新規感染者数が減っている状況に対し「もうひと踏ん張りが必要」との見方を示した。
きょう行われた都のモニタリング会議では、感染状況、医療提供体制ともに最高レベルの赤を維持。感染状況について「新規陽性者数はさらに減少させる必要がある」、医療提供体制については「入院患者数と重症患者数は、未だ第5波のピーク時の約50%と高い水準である。この状況下で新規陽性者数が増加に転じれば、医療提供体制は再び危機的な状況となる」との分析がなされた。
これらを踏まえ、小池都知事は「新規陽性者をもう一段抑え込んでいく。そのためにここで気を緩めないで、人の流れを抑え、人と人との接触を徹底的に減らす。そして、基本的な感染防止対策を徹底する。ひとことで言うと、もうひと踏ん張りというところだろうか」とコメント。
また、飲食店の酒類提供禁止など、行動緩和の基準への考えを問われると、「国のほうでさまざま分析され、国としての(緊急事態)宣言の扱いを決められるというところだ。それらのことを見ながら、感染状況、医療提供体制を見極めながらということになろうかと思っている。これまでも何度か繰り返してきて、この波が一度は落ち着くけれども、またどこかでピーンとバイメタルのように跳ね上がる。これを繰り返していると本当に疲弊する中において、だからこそもう一段の下げが必要なのではないか」との見方を示した。
(ABEMA NEWS)