Instagramが10代の若者の自殺原因として上げられることが増加しているそうだ。Instagramに関しては、少年少女の身体的なコンプレックスの原因となっているとする指摘が以前から出ており、米国の州司法長官がFacebookに対して13歳以下向けのサービス開発を中止を求める事態が起きていた。実際、WSJが報じた流出したFacebookの内部文書によると、10代の少女の32%はInstagramが身体のコンプレックスにつながっているとする調査が出ていたようだ(Business Insider、Mashable、GIGAZINE)。
この内部文書によるとInstagramが原因で自殺を考える例も増えているという。自殺を考えたことのある10代の若者のうち、イギリス人13%、アメリカ人の6%がInstagramで不快な思いをしたことを理由として上げている。しかし、FacebookはInstagramが10代の少年少女にこうした影響を与えていると知りながらこれを隠していたと報じられている。
報道に対してInstagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、自動車は事故も起こすが、多くの価値を生み出す。SNSもそれと同じだとして批判を封じようとしたが、この発言はかえって反発を生んだようだ。自動車は政府によって厳しい規制がされており、SNSにも同様の規制が必要だとする意見がネット上に出ている模様。
| ITセクション
| インターネット
| SNS
|
関連ストーリー:
Instagram、ユーザーに生年月日入力を義務付けへ
2021年09月01日
TikTok アプリのインストール件数が 30 億件を超える
2021年07月17日
ノルウェーでSNSの広告写真が加工されている場合、加工済と明記することが義務化
2021年07月09日
ロシア下院、ネットサービスを提供する国外企業に国内事務所設置を義務付ける法律草案を可決
2021年06月23日
米州司法長官ら、13歳以下向け「Instagram」開発中止をFacebookに要請
2021年05月12日
Facebook監督委員会、ドナルド・トランプ前米大統領のアカウント停止を適切と判断する一方、無期限のアカウント停止は不適切と判断
2021年05月06日
FacebookアプリとInstagramアプリ、iOS 14.5でユーザートラッキング許可を求める理由の表示を開始
2021年05月04日