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 デル・テクノロジーズ株式会社は「ニューノーマル時代の働き方」の調査結果を発表した。働き方改革やコロナ禍でテレワークが普及したが、コロナの収束後はオフィスへの通勤を予測または希望する傾向が明らかになった。

 この調査は8月10日~13日、従業員が1~99人の中小企業に在籍する経営者と従業員の合計1100人を対象にテレワークおよびニューノーマル時代の働き方の意識調査として実施したもの。

 「ワクチン接種が浸透し、コロナが収束に向かった場合、どのような働き方を望みますか?」との質問では、「完全テレワーク」が6.0%、「完全出社/オフィスワーク」が51.3%、「併用でテレワークが主流」が13.8%、「併用で出社/オフィスワークが主流」が28.9%だった。この結果、テレワークを望む人は19.8%、オフィスワークを望む人は80.2%となった。

「ワクチン接種が浸透し、コロナが収束に向かった場合、どのような働き方を望みますか?」

 そのため、「ワクチン接種が浸透し、コロナが収束に向かった場合、働き方はどうなると思いますか?」との質問でも、オフィスワークが主流になると答える人が多い。

 具体的には「完全にテレワークになる」が3.9%、「完全出社/オフィスワークに戻る」が56.0%、「併用でテレワークが主流になる」が10.1%、「併用で出社/オフィスワークが主流になる」が30.0%。テレワークが主流になると考えている人が14.0%なのに対して、オフィスワークが主流になると考えている人が86.0%だ。

「ワクチン接種が浸透し、コロナが収束に向かった場合、働き方はどうなると思いますか?」

 「勤務先ではテレワークと出社/オフィスワークのどちらを推奨していますか?」との質問では、「どちらかと言えばテレワーク」が15.0%、「どちらかといえば出社/オフィスワーク」が45.7%、「いずれかが推奨されているということはない」が39.3%だった。

「勤務先ではテレワークと出社/オフィスワークのどちらを推奨していますか?」

 「コロナの収束後、勤務先での働き方についてお聞きします。あなたのお気持ちにあてはまるものを一つお選び下さい」という質問がある。

 「勤務先が出社/オフィスワークを主流として推奨するようになった場合」について「とても嬉しい」(10.8%)、「嬉しい」(11.1%)、「どちらかというと嬉しい」(10.6%)を合わせると32.5%、「どちらでもない」が56.0%、「どちらかと言えば不満」(6.0%)、「不満」(2.0%)、「とても不満」(3.4%)を合わせると11.4%となった。

 また、「勤務先がテレワークを主流として推奨するようになった場合」は、「とても嬉しい」(6.9%)、「嬉しい」(7.6%)、「どちらかというと嬉しい」(10.6%)を合わせると25.1%、「どちらでもない」が52.4%、「どちらかと言えば不満」(7.5%)、「不満」(7.0%)、「とても不満」(7.9%)を合計すると22.4%という結果になった。

 テレワークかオフィスワークかに関してこだわりはなく、「どちらでもない」が半数を占めている。

「コロナの収束後、勤務先での働き方についてお聞きします。あなたのお気持ちにあてはまるものを一つお選び下さい」

 この調査結果についてデル・テクノロジーズは、「中小企業におけるテレワークの導入・実施状況は、あまり進展していないことが浮き彫りになった」としている。

ニューノーマルの時代の働き方、「いずれも興味がない」が4割

 テレワークを含めたニューノーマルの時代に働き方について、「ニューノーマル時代において、どのような働き方に興味があるか、以下よりお選び下さい」との質問では、「自由な働き方(フレックス勤務、時短や週3―4日勤務)」が36.8%、「副業の解禁」が18.7%、「ノー残業デー」が17.7%、「ワーケーション」が11.9%、「シェアオフィス、サテライトオフィスなどの活用」が8.6%だった。しかし、42.1%は「いずれも興味がない」という回答だ。

「ニューノーマル時代において、どのような働き方に興味があるか、以下よりお選び下さい」の回答。42.1%が「いずれも興味がない」としている。