厚生労働省はアメリカの製薬会社が開発した新型コロナの飲み薬を特例承認しました。国内で初めてとなる新型コロナ専用の飲み薬です。
アメリカの製薬会社「メルク」が開発した「モルヌピラビル」は新型コロナの軽症者向けの飲み薬で、ウイルスの増殖を抑え、重症化を防ぐ効果が期待されています。
この薬について、厚生労働省は有効性や安全性が確認されたとして、特例承認しました。国内で初めてとなる新型コロナ専用の飲み薬で、自宅でも服用できるため、医療現場の負担軽減も期待されます。
政府は、メルクと160万回分の供給を受ける合意を交わしていて、このうち20万回分を年内にも全国に配送する方針で、早ければ27日に医療機関などへ届けられるということです。