ソニーが国内展開するXperiaスマートフォンの一部に対するOSアップデートの対応状況についてキャリア版とSIMフリー版で違いがあることが判明しました。
(すでに知っていた、という方もいると思います)
たまたま価格.comのユーザーさんの書込みを見ていて知ったのですが、2019年リリースの国内専売モデル、Xperia ACEではドコモ版のSO-02Lにはかなり前にAndroid 9→Android 10へのアップデートが提供されたのに対し、MVNOのSIMフリー版に関しては結局一度もOSアップデートが提供されなかったとのこと。
「アップデートされません」という公式な発表があったわけではありませんが、さすがに今後Android 10アップデートが提供されることはないはずなので、同モデルに対するOSアップデート提供は事実上の打ち切りが確定しているといって良いと思います。
特に国内専売のSIMフリーモデルは要注意?
海外のローエンドモデルなど、OSアップデートが一度もなかったXperia機種、というのは過去にも存在します。
ただ、国内向けSIMフリー版のXperiaはまだ比較的歴史が浅く、まだパターンが掴み切れていません。
もちろん、Xperia Aceはあくまで古い機種での話で、「たまたま」という可能性はありますが、潜在的に最新モデルや今後の次世代モデルでも無関係とは言えません。
さすがにグローバル展開されているXperia 1 IIIやXperia 1 II、Xperia 5 IIといった機種でキャリア版とSIMフリー版の差がでる可能性は低いような気はします。
しかし、国内専売モデルでは今後もこのXperia ACEのようなことが起こる可能性は十分にあるような。
そう考えると、MVNOが取り扱っているXperia 10 III LiteなどはXperia 10 IIIとアップデートサポートが異なる、といった可能性もありそうです。
ちなみにドコモ版のXperia 10 IIにはミッドレンジ機種では初めて2回OSアップデート対象となることが明らかになっており、同モデルにはAndroid 12アップデートが提供されます。
ただ、現在のところ、他キャリアやSIMフリー版のXperia 10 IIも同様に対象になるのかは不明で、先の例からすると特にMVNOのSIMフリー版は対象外、という可能性も十分にありそうです。
ちなみに今回のAndroid 12に関してはソニーはまだ海外でもアップデート対象機種を発表していません。
ひょっとするとまだ一部モデルではアップデート対象となるかが決定されていない、という可能性もありそうです。