MacでPDFに画像・写真を貼り付ける方法を3つ紹介します。
それぞれのメリット・デメリットの比較と、具体的な操作方法を紹介します。
方法の一覧とメリット・デメリット
タイトルをクリックすると、それぞれの説明までジャンプできます。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
① 「プレビュー」を使う | ・無料 ・Mac標準機能 |
・特になし |
② 「Adobe Acrobat Reader」を使う | ・無料 ・「プレビュー」にはない 機能も一緒に使える |
・アプリをインストール する必要がある ・①よりも手間がかかる |
③ オンラインサービスを使う | ・無料 ・アプリをインストール する必要なし ・OS環境に関係なく使える ・複数のサービスから 選択できる |
・ネット接続必須 ・会社や学校で使う場合は セキュリティが問題になる 可能性がある ・画面が英語版しかない 場合が多い |
やり方が色々あるのはわかった。
結局、どれがオススメなのかな?
Mac標準機能なので、①がオススメだな。
まずは、①のやり方を覚えて欲しい。
じゃあ、①から③のオススメ順と、使いこなしの難しさの順番を教えて。
オススメ順は、① > ② > ③の順番でオススメする。
難しさは簡単な方から並べると、③ > ① = ②の順番かな。
②は「ポスター印刷」など、「プレビュー」にはない機能もあわせて使いたいときにオススメする。
画像を貼り付けるのは無料版で出来るけど、さらに有料版だとPDFの文字を編集とかも出来る。
③はMac以外にもWindowsやChromebookなど他のOSでも使えるから、いざというときの保険的に覚えておくといいと思うよ。
① 「プレビュー」を使う
ここでは、Mac標準アプリの「プレビュー」を使って写真・画像をPDFに貼り付ける方法を説明します。
操作のポイントは、次のとおりです。
- 直接「プレビュー」でPDFに写真・画像を貼り付けることはできない
- 上記の制限があるため、① いったん作業用のダミーの写真・画像に貼り付けてから、②作業用の画像からPDFへ貼り付ける
以下は、具体的な作業手順です。
▶ 写真・画像を貼り付けたい先のPDFを「プレビュー」で表示します。
表示された画面は、閉じずにそのまま開いた状態にしておきます。
▶ 貼り付けたい写真・画像を「プレビュー」で表示します。
以下ではサンプルとして、「CONFIDENTIAL(社外秘)」と書かれた画像を使っています。
▶ 表示された写真・画像をクリップボードにコピーします。
操作方法は、キーボードの command ⌘ + C を押します。
▶ 作業用のダミーの写真・画像を「プレビュー」で表示します。
写真・画像なら何でも良いのですが、万が一変更されても問題がないものを使ってください。
以下ではサンプルとして、昔のmacOSのデスクトップピクチャを使っています。
▶ クリップボードに保存されている写真・画像をペースト(貼り付け)します。
操作方法は、キーボードの command ⌘ + V を押します。
▶ 写真・画像が貼り付けられたら、それをクリックします。
クリックすると、写真・画像の周囲に9つの丸(ドット)が表示されて、選択された状態であることを表します。
▶ 選択された状態の写真・画像をクリップボードにコピーします。
操作方法は、キーボードの command ⌘ + C を押します。
▶ 貼り付け先のPDFの画面を表示します。
表示したら、クリップボードに保存されている写真・画像をペースト(貼り付け)します。
操作方法は、キーボードの command ⌘ + V を押します。
▶ 写真・画像がPDFに貼り付けられたら、必要に応じてドラッグで移動したり、画像の周囲のドット(丸)をドラッグして拡大縮小します。
▶ 図のように画像の位置やサイズの調整が完了したら、キーボードの command ⌘ + S を押すなどして保存します。
「① プレビューを使う」の説明は以上です。
② 「Adobe Acrobat Reader」を使う
ここでは、Adobe社の「Adobe Acrobat Reader」を使って写真・画像をPDFに貼り付ける方法を説明します。
なおここからは、「Adobe Acrobat Reader」の名前が長いので、「Acrobat」と省略します。
操作のポイントは、次のとおりです。
- 写真・画像ファイルをPDF形式に変換する
- 上記のファイルを「Acrobat」の「スタンプ」機能を使って、PDFへ貼り付ける
以下は、具体的な作業手順です。
▶ 貼り付けたい写真・画像を「プレビュー」で表示します。
以下ではサンプルとして、「CONFIDENTIAL(社外秘)」と書かれた画像を使っています。
▶ 写真・画像ファイルをPDF形式で保存します。
操作方法は、メニューバーの「ファイル」 -> 「PDFとして書き出す…」を選び、適当な名前をつけて保存します。
以下は矢印のあたりの拡大図です。
▶ 以下のAdobe公式サイトから、「Adobe Acrobat Reader」をインストールします。
▶ 写真・画像を貼り付けたい先のPDFを「Acrobat」で表示します。
表示方法は、次の2つの方法があります。
- FinderでPDFファイルを選び、右クリックメニューから「このアプリケーションで開く」 -> 「Adobe Acrobat Reader DC」を選ぶ
- 「Acrobat」を起動してから、メニューバーから「ファイル」 -> 「開く」からPDFファイルを開く
▶ 以下の図で、矢印が指し示している「ツール」と書かれた部分をクリックします。
以下は矢印のあたりの拡大図です。
▶ 画面が切り替わったら、アイコンの「スタンプ」をクリックします。
以下は矢印のあたりの拡大図です。
▶ 画面がPDFの表示に戻ったら、以下の操作を行います。
- 「カスタムスタンプ」 -> 「作成」
以下は矢印のあたりの拡大図です。
▶ 図のように、「カスタムスタンプ用の画像を選択」という画面が表示されたら、次の操作を行います。
- ① あらかじめPDFに変換しておいた画像を指定する
- ② ボタン「OK」をクリックする
▶ 図のように、「カスタムスタンプを作成」という画面が表示されたら、次の操作を行います。
- ① 項目「分類」と「名前」を適当に設定する
- 「分類」は何でも良いのですが、「標準」に設定します
- 「名前」は自分であとから識別できる名前を設定します
- ② ボタン「OK」をクリックする
▶ 画面がPDFの表示に戻ったら、以下の操作を行います。
- ① 「スタンプ」
- ② 「分類」から選択
- ③ 自分が作成したカスタムスタンプを選択
▶ 図のように、カスタムスタンプが薄い色で表示されるので、適当な場所swクリックします。
▶ 写真・画像がPDFに貼り付けられたら、必要に応じてドラッグで移動したり、画像の境界線をドラッグして拡大縮小します。
▶ 図のように画像の位置やサイズの調整が完了したら、キーボードの command ⌘ + S を押すなどして保存します。
③ オンラインサービスを使う
オンラインサービスでPDFを編集できるサイトがいくつかあります。
Google検索するといくつか見つかりますが、以下は代表的なサイトです。
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