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 【独立】外資系の損保会社を40歳で退職し、独立した。「サラリーマンとしての閉塞(へいそく)感も多少あって思い切って出ました。個人会社を作り、保険や共済のコンサルタントをしていました」 【起業】イントラストを立ち上げたのは2006年3月。「当時はIPO(新規株式公開)ブームだったこともありました。社員が6、7人のときに幸運にも、大手賃貸管理会社さんの仕事が回ってくるようになりました。契約はいただけるのですが、うちは滞納者の代位弁済をして回収しなければなりません。まだ社内のインフラが整っていなくて回収率が上がらず、キャッシュが回らなくなるということもありましたね」 【危機】当初の出資先だった投資銀行が2008年にリーマン・ショックに見舞われたこともあり、資金繰りがさらに厳しくなった。