Clubhouse(クラブハウス)は米国時間9月23日、友達がオンラインだとわかったときにプライベートルームを簡単に始めるられる機能「Wave(ウェーブ)」の提供を開始した。グローバルでiOS、Androidの両方で利用できるWaveは友達とプライベートルームを始めるのに取って代わるものだ。あなたをフォローしている人となら、一度に複数の人とウェーブすることができ、承諾した人はスピーカーとしてあなたのプライベートルームに参加する。
ウェーブを送るには、右にスワイプするかスクリーン左下にある点のアイコンをタップしてHallwayに移動する。そしてあなたがチャットしたい人の名前の横にあるウェーブボタンをタップする。あなたが選んだ人は、招待の通知を受け取る。そしてリクエストを却下してもあなたがそれを知ることはない。相手が招待を承諾すれば、あなたや招待を受諾した他の人とともにプライベートルームに加えられる。
ウェーブを送ってからつながる友達を待っている間も、アプリ内をブラウズしたり他のルームに参加したりできる。そして誰かがあなたのプライベートルームに参加したときは通知が届く。ブラウズする間、小さなWaveバーがスクリーンに表示され、もしあなたが他の会話に夢中になればここで自身のWaveを簡単にキャンセルできるようになっている。
プライベートルームでも、誰かが規則を破っていたらClubhouseに通報できる。互いにブロックしている人に誰かがウェーブすると、最初にウェーブに参加した人はアクセスできるが、次の人は入ることはできない。
Waveは9月23日から提供が始まっているが、アクセスするにはClubhouseの最新版をダウンロードする必要がある。この機能はアプリ研究者のJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が最初に見つけた。Clubhouseもその発見に追随した。
Clubhouseは、毎日70万以上のルームがアプリ上で作られているとブログ投稿で説明したが、FacebookやTwitter、Spotify、Discordといった独自のオーディオプロダクトに投資してきた大企業と競争するというプレッシャーがClubhouseにはかかっている。
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Clubhouseは5月にAndroid版を立ち上げ、7月にベータ版を脱した。しかしアプリ分析会社のSensorTowerの推計によると、Clubhouseの8月のグローバルでのインストールはわずか約170万回だった。7月の260万回から35%減だ。ダウンロード数が最も多かったのは2月で、960万回ダウンロードされた。これまでに計3220万回ダウンロードされたとSensorTowerは推定している。
Clubhouseは最近、メッセージ機能のBackchannelや、人が実際の部屋の中にたくさんいるような体験を生み出す空間オーディオのようなアップグレードを明らかにした。しかしライブの字幕はまだなく、耳が聞こえない人、あるいは難聴の人はアクセスできない。Facebook Live Audio RoomsとTwitter Spacesはすでにこの機能を有している。
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画像クレジット:Clubhouse
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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi)