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 9月に発足したばかりのデジタル庁で事務方ナンバー2の赤石浩一デジタル審議官が高額接待を受けていた問題が発覚した。真新しい官庁にも霞が関の密室体質が引き継がれている実態が浮き彫りになったが、接待企業とデジタル庁の利害関係など明らかでない部分も多く、実態解明はこれからだ。このほかにも不祥事が相次ぐデジタル庁には、行政の透明性を高めて霞が関不信につながる悪弊を打破する役割も期待されているだけに、国民の失望は大きい。