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ファーストリテイリング(以下:FR)は12月24日、アスタリスク(以下:ASX)、NIP(以下:NIP)と係争中であったRFIDを活用したセルフレジ案件において、12月23日に和解したと発表した。 この和解は、FRは、現在NIPの保有する特許が有効に存在していることを尊重し、ASXとNIPは、セルフレジはASXの特許出願が公開される以前から、FRが独自に開発し使用していたものであると確認するという円満な和解合意だという。 この和解成立の結果として、ASXおよびNIPは特許権侵害訴訟を取り下げ、FRは無効審判請求を取り下げる。 セルフレジの開口型RFID読み取り機能に関する特許を取得していたASX(現在はNIPに譲渡)と、この特許公開前から独自にセルフレジを開発し使用していたFRとの間で、この特許の有効性について訴訟が続いていた。 FRは、「係争状態を長期化させることは、互いの事業の発展を阻害しかねないという観点から、互いに無益であるという意見で一致し、これ以上係争を続けないということにとどまらず、協力して互いの事業の発展に努めようという合意に至りました。それぞれの権利や事業を尊重し、互いに良好な関係を築いていく所存です。法令規則上の義務による開示を除き、特許権侵害訴訟等に係るその他の和解条件については一切公表いたしません」とコメントしている。 FRはユニクロおよびジーユー店舗において、今後も国内外で本セルフレジを展開。また、ASXおよびNIPは、これまで通り特許品としての販売、サービス提供を継続する。

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