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何かとお酒を飲む機会が増える年末年始、特に暮れや正月に日本酒を飲む機会が増える人は多いはず。そこでオススメなのが、2022年に誕生50周年を迎える生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」です。

 

 

生原酒ならではの濃醇旨口なおいしさに加え、おつまみとの相性のよさや入手のしやすさなどから“コンビニ最強酒”とも呼ばれるこの「ふなぐち」を、日本酒好きの漫画家、zinbeiさんのインタビューとイラストで紹介します。

 

GetNavi webでは、zinbeiさんのほかにも、ミュージシャンの小宮山雄飛さんと、フードアナリストの中山秀明さんにも、それぞれ独自の視点で「ふなぐち」に合うおつまみを選んでもらいました。三者三様のチョイスで、幅広いおつまみを紹介していますので、これさえ読めば、年末年始の「家飲み」のおつまみ生活に困ることはないはずです。

 

 

zinbei/自然、日本酒、映画を愛する漫画家。12月27日にはGetNavi webで連載中の「お酒×街歩き」をテーマにした『ほろ酔い道草学概論』の単行本を上梓

 


菊水酒造
ふなぐち菊水一番しぼり(生原酒)

1972年に誕生した日本初の缶入り生原酒で、累計出荷数は3億本以上。2022年には誕生から50周年を迎えます。新潟県産米を100%使用した精米歩合70%の本醸造で、濃醇旨口のフルーティかつフレッシュな味わいが特徴です。

 

 

フルーティでうまみが強く、とろっとした飲み口でおいしい

お酒のなかでも日本酒が最も好きで、家でも瓶を数本常備しつつローテーションで嗜んでいるというzinbeiさん。一方で、少量タイプのお酒は飲む機会が少なく、「ふなぐち」を飲んだのはここ最近とか。味わいの感想から聞きました。

 

フルーティでうまみが強く、とろっとした飲み口というのが第一印象です。『少量タイプでこんなにおいしい日本酒があるんだ!』と、ビックリしました。アルコール度数が高めで飲みごたえもしっかりしていますね。なので、私はオンザロックで加水しながら飲むのがお気に入りです」(zinbeiさん)

 

ひと口目からしっかりとしたボディを感じる「ふなぐち」は、ちびちびゆっくり飲むのがオススメだとzinbeiさん。おつまみも、甘さやしょっぱさをしっかり感じられるものが合うと言います。

 

『ふなぐち』はコンビニなど身近なお店で手に入るのもいいですよね。ふと飲みたくなったときに買いに行ったり、仕事帰りなどにさっと寄って簡単なおつまみと一緒に買ったりして。あと、缶を開けてそのまま飲める気軽さも魅力だと思います。私の場合は食後から寝る前までの時間、『あともう少し飲みたい』というときに重宝するお酒が『ふなぐち』ですね」(zinbeiさん)

 

仕事が立て込んでいない通常時は、19~20時ごろから飲み始めるのがzinbeiさん流。最初はアルコール度数が15%前後の一般的な日本酒からスタート。途中から「ふなぐち」モードに入り、乾きものやスナック、お菓子、シメといったおつまみとなどを合わせたいと言います。

 

「緊急事態宣言明けは、また友人と飲みに行くようになりました。その帰宅中に『もうちょっと飲みたいな』と思ったときにも、帰路で気軽に買える『ふなぐち』は活躍してくれます。今回セレクトしたおつまみともよく合いますよ」(zinbeiさん)

 

 

最近はVODや動画を観ながら。気持ちの切り替えも楽しく飲むコツ

zinbeiさんはふだん、家ではどのようなスタイルで飲んでいるのでしょうか。漫画を読んだりアニメを観たりしながらなのか、などシチュエ―ションを聞きました。

 

「漫画や書籍は気になったところをメモしながら読むので、食べたり飲んだりしているときじゃないですね。飲んでいるときは、映画やVOD、動画を見ながらというケースが一番多いです。なかでも最近ハマっているのはVODオリジナルの作品で、ドラマやバラエティ、ドキュメンタリーなどをよく観ます。

映画は好きなのですが、視聴時間が長くなるので、1話30~60分程度の作品を1~2話分を観ることが最近は多いですね。ジャンルは幅広く、アニメ以外もよく観ます。特に映像が凝っているものはコマ割り、演出、カメラワークといったクリエイティブが私自身の刺激にもなりますし。その意味では、仕事目線で見ている部分もあるかもしれません」(zinbeiさん)

 

飲みながらの場合は、動画でお笑い芸人のチャンネルやホラー系のチャンネルを観ることも多いそう。zinbeiさんの作風からすると、これは意外な一面かもしれません。

 

「お笑いは仕事とは関係ないですね。ホラーは実は昔から好きなジャンルで、漫画としてはあまり触れてきませんでしたが、心霊系も好きなんです。もともとあまり怖がりじゃないので、普通に興味本位で楽しめるというのもありますし、お酒を飲んでると余計に感覚がポワッとしているので普通に楽しめますね。でも、逆にヒューマンドラマは、酔っているときに観るといっそう気持ちが刺激されて感動できます」(zinbeiさん)

 

より家飲みを充実させる方法を聞くと、気持ちの切り替えが大切だとzinbeiさん。それは部屋の雰囲気やテーブルセッティングなど、多岐にわたるようです。

 

「私の家のメインライトは、明るさや色調を変えられるタイプのLEDにしています。これで仕事のときは明るい白色に、それ以外は暗めの暖色にしているのですが、雰囲気がガラッと変わるのでオススメですね。

おつまみを用意する時は、お気に入りのお皿に盛り付けるのもちょっとしたこだわりです。今回セレクトしたスナックなどのお菓子は、袋のままつまむこともありますけどね。器は集めるのも好きで、特に『○○焼』といった工芸品がお気に入り。百貨店などで買うこともありますよ。お酒も日本酒が好きなので、ひとり暮らしですけど酒器はわりと持ってるほうだと思います」(zinbeiさん)

 

 

zinbeiさんが選ぶ家呑みが楽しくなるおつまみベスト5はこれ!

ここからは、zinbeiさんがセレクトした「ふなぐち」にマッチするおつまみを紹介。商品ごとに、おつまみの解説や選んだ理由、「ふなぐち」と合う理由などをそれぞれ描いてもらいました。

 

1.鉄板セット<その1>
トップバリュ「おでん 7種7品」&ヱスビー食品「本生柚子こしょう」×ふなぐち(冷酒)

「おでん・柚子胡椒鍋に入れて煮るだけのお手軽に美味しい一品。柚子胡椒を具に乗せたりスープに溶かしたりしてもグー。柚子の爽やかな風味と『ふなぐち』の華やかさがよく合います冷酒で合わせるのがオススメですね」(zinbeiさん)

 

↑トップバリュ「おでん 7種7品」(213円・税込) /ヱスビー食品「本生柚子こしょう」(209円・税込)

 

2.鉄板セット<その2>
なとり「一度は食べていただきたい贅沢なチーズ鱈」&ミツヤ「イカリ豆」×ふなぐち(ロック)

「イカリ豆は一度は食べていただきたい! イカリ豆の香ばしさ、チーズ鱈のクリーミーさだけでなく、硬・柔の食感の違いも楽しめるので飽きずにじっくり楽しめる組み合わせ。ロックで『ふなぐち』を合わせると、時がたつのを忘れてしまいます」(zinbeiさん)

 

↑なとり「一度は食べていただきたい贅沢なチーズ鱈」(希望小売価格 200円・税別)/ ミツヤ「イカリ豆」(参考価格 173円・税込)

 

3.甘々セット
「カレ・ド・ショコラ(フレンチミルク)」×ふなぐち(ロック)

「口の中で溶けるチョコレートと、ロックで飲む『ふなぐち』でキリッと締めるのが癖になります。チョコレートは冷やしておくとパリパリ感からまったり感まで甘みの変化を楽しめるのでお得」(zinbeiさん)

 

↑「カレ・ド・ショコラ(フレンチミルク)」(希望小売価格 330円・税別)

 

4.お腹いっぱいに
キンレイ「なべやき屋キンレイ チゲうどん」×ふなぐち(常温)

「あえての辛めのチゲうどんで汗をかきながら、常温で『ふなぐち』を飲むのも乙なもの。食べ終わったころには辛さとほろ酔いで良い感じに気持ちよくなります」(zinbeiさん)

 

↑キンレイ「なべやき屋キンレイ チゲうどん」(オープン価格)

 

5.締め
ロッテ「雪見だいふく」×ふなぐち(常温)

「お酒の甘さとバニラのマリアージュを楽しむとしたら『雪見だいふく』。『ふなぐち』は常温で暖かい部屋でフォークでちまちまつつく時間がたまりません!」(zinbeiさん)

 

↑ロッテ「雪見だいふく」(希望小売価格 151円・税込)※商品パッケージは11月撮影時点

 

家のみのスタイルについて、物理的なシチュエーションだけでなく、精神的な面にも言及してくれたzinbeiさん。気持ちを切り替えて楽しく飲む一番のポイントかもしれないと教えてくれました。

 

「仕事などから解放された状態で飲むのが、一番リラックスして飲む方法だと思います。私の場合はその日のタスクを紙に書き出して、あとでもいいことは翌日に回すなどしてやりくりしています。このスケジューリングは最近気づいたのですが、すでに実践している人もいるかもしれませんね。何はともあれ、まずはぜひ『ふなぐち』を手に取って、思いおもいの飲み方で楽しんでください!」(zinbeiさん)

 

 

菊水酒造 生原酒「ふなぐち菊水一番しぼり」

 

取材・文=中山秀明 写真/湯浅立志(Y2)