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トルコのエルドアン大統領(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は23日、同国で拘束が続く実業家の釈放を求めた米独仏など10カ国の駐トルコ大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と呼び、追放を警告した。アナトリア通信が伝えた。

 エルドアン氏は外務省に早急な対応を指示したと述べた。追放の期限など詳細は明らかにしていない。

 欧米中心の駐トルコ大使10人は18日、慈善活動でも知られた実業家オスマン・カバラ氏の釈放を求める共同声明を発表。トルコ外務省が抗議した。

 カバラ氏は2013年の反政府デモを巡り起訴され、無罪判決を受けたが、別件で逮捕され、裁判が続く。