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チュニジアの状況(大統領対既成政党、職能組合等の反大統領勢力)は更に混迷を深めている模様で、大統領は混迷を打開するために憲法改正と改正憲法の下での選挙を呼び掛けましたが、職能組合等は現在の急務は憲法改正ではなく、経済の再生であるとして、議会副議長等も交えた反大統領指導者は抗議の為断食に入ると宣言したとのことです。
更に元大統領のマルズーキ(確か先日チュニス地裁からだったか、欠席裁判で懲役4年の刑を受けていた)も声明で、これら抗議者と連帯を示すために、象徴的な断食に入ると宣言し、国民に対して独裁者(大統領のこと)を倒す運動を続けるように呼びかけた由。
تضامن واسع مع المرزوقي.. اتحاد الشغل يرفض تعديل الدستور ومعارضون للرئيس التونسي يدخلون “إضراب جوع” | أخبار أزرق 2 | الجزيرة نت (aljazeera.net)
これまでもチュニスその他の都市では、大統領支持派と反対派が、大量動員して、示威的デモを行ってきたところ、幸いなことに軍や治安部隊が大規模な鎮圧は差し控えていたようで、反大統領派の断食という動きがあっても、今のところこれが直接大規模騒擾を引き起こすところまでは至っていない模様です