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尾花沢市は山形県でも有数のそばどころとして知られ、県内外から多くの人が訪れます。
市内のそば店などつくる団体「おくのほそ道 尾花沢そば街道」によりますと、そばは育つ過程でほかの植物と交配されやすく、ここ数年、種の色が薄くなるといった現象がみられていたということです。
味や品質に問題はないということですが、団体は、よりおいしいそばづくりにつなげようと、交配が進んでいない種からそばを育てる取り組みを始めました。
23日は、団体の関係者が、あらかじめ選別していた色の濃いおよそ2キロの「最上早生」という品種の種を、ほかの植物と交配しないように建てられた農業用ハウスにまきました。
団体によりますと、今回種まきが行われたそばの花からは、ことし10月末に新しい種が収穫できるということですが、食用にするには量が足りないということです。
今後は、尾花沢市内の牧場や農家の畑で種を増やし、4年後をめどに、そば店で提供できるだけの種を収穫したいとしています。