群馬県警察本部の本部長が23日、前橋市内で乗用車を運転して男性をはね、軽いけがを負わせる事故を起こしました。本部長は「秋の全国交通安全運動の期間中であるにもかかわらず事故を起こしてしまい、大変申し訳なく思う」とコメントしています。
警察によりますと23日正午ごろ、前橋市柏倉町の林道で、群馬県警察本部の千代延晃平本部長(50)が乗用車を運転中に、道路脇で休憩していた30代の作業員の男性をはねました。
男性は腕と足に軽いけがをして、病院で手当てを受けたということです。
千代延本部長は当時、休日を利用してランニングをするため、山間部に向かっていたということです。
現場は赤城山の中腹にある幅5メートルほどの歩道のないカーブで、警察が事故の詳しいいきさつを調べています。
千代延本部長は「けがをさせた方にお見舞いとおわびを申し上げます。本部長の立場で、秋の全国交通安全運動の期間中であるにもかかわらず、事故を起こしてしまい、県民の皆様にも大変申し訳なく思います」というコメントを出しました。