アイドルデビューを目指し奮闘する14人の候補生から、7人のみがデビューする“二者択一”のアイドルオーディションプロジェクト『VS AMBIVALEZ(バーサスアンビバレンツ)』、略して『ビバレン』。
2021年12月22日(水)には、プロジェクトテーマソングとオリジナル楽曲2曲、候補生たちの物語の裏側が垣間見えるボイスドラマ3編が収録された1stミニアルバムが発売されます。
そこで今回、アニメイトタイムズでは、TAIYO/SUBARU役・土田玲央さんとJINTARO/CION役の小林千晃さんにインタビューを実施。『ビバレン』ならではの魅力をたっぷりとお伺いしました。
イントロダクション
――君か、僕か。 時は2021年。伝説の芸能事務所『REISEN(ライゼン)プロダクション』が7人のアイドルグループ結成のため、オーディション『VS AMBIVALENZ(バーサスアンビバレンツ)』を開催。総勢13万人を超える志願者の中から選ばれたのは、14人の候補生たち。
最終オーディションは“二者択一”。1年間の共同生活を通じ、同じ担当カラーを託された2人が競い、ライバルより1票でも多くの支持を集めた者にのみ、デビューへの道がひらかれる。
「光りさすその場所に――必ず立ってみせる!」 アイドルという光を求め、無限の可能性を追求していく14人のアイドル候補生の物語が今、始まる。
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アニメイトタイムズからのおすすめ
14人の候補生を7人の役者が演じる
——最初に、本作のコンセプトやテーマを聞いたときの率直な感想をお聞かせください。
TAIYO/SUBARU役・土田玲央さん(以下、土田):シンプルに面白そうだなと思いました。オーディションものであり、なおかつ同じカラー担当の候補生同士で戦う。そして、その競い合う2人の候補生を1人の声優が演じるということが新鮮でした。
しっかりと、こちら(役者)のメンタル的にも配慮されていますが、同じ担当カラーを託された2人のうち、絶対1人を落とすというところが割り切っていて、今風な要素を感じられて良いなと思いました。
JINTARO/CION役・小林千晃さん(以下、小林):僕自身、アイドル役を演じることが初めてでしたので、性格がバラバラで全然違うキャラクターを1人で2役を担当することに役者としてもすごく楽しみでした。
ただ、アイドルをやるからには歌が必要なので、歌うことが少し不安なところもありましたが、そこは、楽曲を聴いてくださったファンの方たちの反応を楽しみにしたいと思います。
この作品は、14人のキャラクターを7人の役者で1人2役としてやらせてもらっているのが大きな特徴だと感じますし、他の役者さんたちの中には僕のような若い方もいれば、浅沼晋太郎さんといった大先輩の方もいらっしゃって、早く皆さんのお芝居が聴きたいなというワクワク感がありました。
——確かに、7名の声優さんが1人2役を担当し、なおかつその2役が競い合うという部分は本作のポイントだと感じますが、どのように収録が進むのか気になります。
土田:録るときは「先にどっちを録りますか?」と聞かれたりしますが……(小林さんを見て)どうでしょう?(笑)。
小林:僕の場合、JINTAROが基本叫んでいるので喉の負担を考えて、絶対CIONから収録しています。先にJINTAROを演じてしまうと、その次にやるCIONのコンディションが悪い状態だったら元も子もないので、そこを考慮してCIONから先に録っています。
土田:そっか。確かに、JINTAROとCIONだったらそうだね。
小林:他のキャラクターでは負担的な部分ではそんなに変わるところがなさそうなので、僕の場合だけかもしれません。でも結局は、台本を読むときにどちらの感情でも流れを読んでいるので、どっちから先に録っても同じようにできるとは思いますが……玲央さんはどうですか?
土田:僕はいつもTAIYOから収録しています。やっぱり感情を先を出しておいたほうが良いかなと(笑)。
小林:やっぱり一役者としてモチベーションを保つことは大事ですよね。1回テンションを上げてから落とすだったら、まだモチベーションが保てますから。
——なるほど。逆の場合だったら「ちょっと……」とモチベーションが続かないものなのでしょうか。
土田:いや、そこはプロなので!
小林:あはははは(笑)。
——そうですよね……! 大変失礼しました……!
土田:まだ試みてないですけど、プロなのでちゃんとできると思います(笑)。