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かつてGoogle(グーグル)の自動運転車プロジェクトで、現在はAlphabet傘下の独立会社である Waymo(ウェイモ)は米国東部で事業を拡大する。同社は米国時間7月22日、ピッツバーグにオフィスを開設すると発表した。鉄鋼の街として知られるピッツバーグで自動運転車両テクノロジーを開発・試験する一連の企業の輪に加わる。

同社はエンジニア12人ほどの採用から開始し、ベイカリー・スクエア地区にあるGoogleの既存のオフィスを使用する、とWaymoの動きに詳しい情報筋はTechCrunchに語った。7月22日時点でWaymoのウェブサイトに掲載されているピッツバーグエリアの求人は3件のみだが、同社は間もなく追加する。

新しいチームの一部メンバーは自動運転車両の意思決定を専門とするピッツバーグ拠点のテックスタートアップ、RobotWitsから加わる。ここにはRobotWitsの創業者でCEOのMaxim Likhachev(マキシム・リハチョフ)氏、そしてエンジニアリングやテクニカルのスタッフが含まれる。WaymoはRobotWitsを買収していないが、RobotWitsの知的財産権を買収した、と情報筋は述べた。

Waymoの自動運転プラットフォームWaymo Driverをピッツバーグで展開する計画は現在のところない、とも情報筋は付け加えた。その代わり新しいチームはモーションプランニングの開発、リアルタイムのルートプランニング、Driverの開発に取り組む。これまでのところ、Driverはアリゾナ州大都市圏のフェニックスで展開されてきた。同社のWaymo Viaトラッキング・貨物サービスはトラック運送会社J.B. Hunt Transport Servicesとテキサス州でテストされることになっている。

自動運転技術のライバルであるAurora、Motional、Argo AIはすでにピッツバーグにオフィスを設置済みだ。カーネギーメロン大学の人材で、ピッツバーグ市も自動運転エンジニアリング開発のための正真正銘のハブとしての地位を確立した。ピッツバーグはまた、自動運転トラックに取り組んでいるLocomationを含む、多くの零細AVスタートアップの拠点でもある。

Waymoはすでにサンフランシスコのマウンテンビュー、フェニックス、ニューヨーク、ダラス、インドのハイデラバードにオフィスを構えていて、ピッツバーグはこのネットワークに加わる。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:Waymoピッツバーグ自動運転

画像クレジット:Dllu / Wikimedia Commons under a CC BY-SA 4.0 license.

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(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Nariko Mizoguchi