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ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージ(NASA提供)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)などは25日、史上最大の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」を南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げた。生命が存在しうる「第2の地球」や、135億年前にできた最初の銀河などの観測が期待されている。技術的問題などから打ち上げ延期を繰り返し、開発費は1兆円を超えた。

 90年打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡の後継で、最大10年間の稼働を見込む。ガスやちりに邪魔されず、遠い宇宙の姿を見られるのが特長だ。感度も高く、NASAのジョン・マザー博士は「月にいるハチが検出できるほどだ」と話す。