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台風から変わった低気圧や前線の影響で、東北や北陸、九州北部などで雨雲が発達しています。北日本のほか東日本と西日本の日本海側では雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、川の増水などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、低気圧や日本海から東北にかけて伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東北や北陸、九州北部などで大気の状態が不安定になり雨雲が発達しています。

午前6時までの1時間には、長崎県が松浦市に設置した雨量計と佐賀県が唐津市に設置した雨量計でいずれも51ミリの非常に激しい雨が観測されました。

午前5時までの1時間には国土交通省が富山県立山町に設置した雨量計で42ミリの激しい雨を観測しました。

これまでに降った雨で長崎県と佐賀県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

25日は低気圧や前線に近い北日本のほか、西日本と東日本の日本海側でも雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

26日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで北海道、北陸、九州北部で100ミリ、東北で80ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、川の増水などに警戒するよう呼びかけています。