近年、アニメイラストを用いたケーキやネイルを対応しているケーキ屋や、ネイルサロンがあります。
個人が自分で作ったりネイルをしたりして楽しむ分にはいいのですが、それが商売となっているケーキ屋さんやネイルサロンは違反である可能性があります。
許可を得ていないアニメや漫画のイラストケーキは違反!?
アニメや漫画のイラストを送ってデコレーションケーキを作成してくれるケーキ屋さんがあります。印刷されたチョコやアイシング、デコレーションなどやり方は様々です。
キャラクターの顔をプリントしてくれるイラストケーキ、マカロン、スイーツなどなど。
ところが、著作者から許可を得ていないコンテンツの利用は違法の可能性があります。ましてや事業者は営利目的でコンテンツを利用しているのです。
いくらお客さんのご要望だから、喜ぶからと思って、キャラクターやコンテンツを利用してしまうと著作権に違反してしまう可能性があります。
許可を得ていないアニメや漫画のネイルは違反!?
ケーキ同様にアニメや漫画のイラストを描いて商売をしているネイルサロンは違法の可能性があります。これらは二次創作に当たるからです。
キャラクターががっつり書かれているのは違反と言えるのですが、「竈門炭治郎 風」 にして欲しいと注文し 「緑と黒の格子デザイン」 になるのはグレーゾーンです。
SNSにアップする人が多いから事業者はバレる
注文した人はSNSなどにアップするケースが多く、事業者はバレてしまうケースもあります。
アニメの名前だけ使用するのは違反じゃない?
「アニメキャラの名前を使うのは著作権侵害ではないのでは?」と感じている方も多いようですが、ではこういう考え方はどうでしょうか?
例えば「竈門炭治郎風」として「緑と黒の格子デザイン」で販売されていたら?
自然と 「鬼滅の刃」 を連想しますよね。
そうなると「鬼滅の刃」のコンテンツを利用していると認識されてもおかしくありません。
コンテンツの利用は著作権違反になります。ハンドメイドは最新の注意を払いましょう。
もし自分のコンテンツが無断利用されたら、という気持ちを考える
もし自分の作ったアニメや漫画をこのように利用されたらどう思うか、を考えてみましょう。
自分が作ったアニメやキャラクターなのに無断でコンテンツを利用されている。
自分には一円も入らず、相手はぼろ儲け。
おかしいと思いませんか?
著作者のことを考えて、利用規約の範囲内で二次創作を行っていきましょう。オタクならコンテンツは大切に考えて活動していきたいですね。