日本科学未来館(東京都)の2代目館長となった、IBMフェローで米カーネギーメロン大客員教授の浅川智恵子さん(62)が25日、初の記者会見を開き「あらゆる多様性を持つ人々がつながっている場にしたい」と抱負を語った。
今年4月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で飛行士を務めた毛利衛さん(73)から館長を引き継いだ。今回、研究拠点の米国から帰国した。
会見では自身が開発した、視覚障害者の移動をサポートするロボット「AIスーツケース」も紹介。プール事故をきっかけに中学2年で失明した浅川さんが自ら操作し、ゆっくりと歩いてみせた。同館で利用できるようにする計画だ。