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24日、カナダ・バンクーバーの裁判所の外で声明を読む華為技術の孟晩舟副会長(中央)(カナダ通信提供・AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米司法省は24日、カナダで拘束されて米国で起訴された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長兼最高財務責任者(CFO)孟晩舟被告(49)が「責任を認めた」として起訴効力を停止する司法取引が成立したと発表した。カナダ西部バンクーバーの裁判所は同日、出国を認める決定をした。カナダ民放CTVは、副会長がバンクーバー国際空港から中国に向け出国したと報じた。

 米中両国が対立を深める中、懸案事項の一つが解決する見込みとなった。副会長は出国容認決定の後、記者団の取材に応じ「この3年間で人生が一変した。ひどい時期だった」と語った。