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Windows は35周年になりました。イノベーションの原動力となってきました。クリエイティビティのためのプラットフォームでもありました。仕事で成功するための場所でも、愛する人たちとつながる場所でもあります。私にとって、歴史を振り返り、チームとしてどうゆう未来にするべきかを考えると、自分について振り返る必要がありました。

これは私の実家です。今まで改築などを繰り返してましたが、ずっとお家です。お家だと感じるのです。皆さんにとってその気持ちになるのは、お家かも、レストランかも、ジムかもしれません。いつも戻ってこられる空間・場所なのです。

Windows も同じです。いつでも同じように感じる場所、安全に感じる場所であるのです。オープンで、いつでも繋がれる場所。特に今は重要です。過去18ヶ月は特にチャレンジングな時期でした。パソコンは非常に役割を果たしました。

皆さんにとってバーチャルなオフィスになったり、授業を行う場所になったり、飲み会の場になったり、私にはチームとのピザパーティーの場所になりました。私の娘にとっては大学を卒業する場所になりました。

私たちはパワフルなことを理解したのです。重要性を非常に理解しましたのです。

より個人的な体験で、より感情的なものである必要があると考えたのです。

私たちはどんな次世代にするべきかを理解しました。

作り、学び、遊び、そして最も重要な点としてつながる、場所・スペースを提供する場所だと考えたのです。

本日、我々はWindows 11を発表します。

ロックスクリーンを一新し、Windows Helloもアップデートしました。

スタートを中心にしました。

チームはピクセル単位でどう表現するべきかを作り直しました。透明さ、ライトの反射、配色などを見直し、より実物だと感じるようにし、よりエレガントなものになりました。

テーマもデザインし直しました。

ライトモード・ダークモードも見直し、各パーツとのコントラストをどうあるべきかも見直しました。

製品全体を通じて、丸くなった画面パーツが採用されました。

まるでガラスのパネルが重なるような体験になり、常に自分がどの画面を見ているのかが簡単になりました。

外見が美しいだけでなく、中身も美しくなりました。

スリープからの回復も素早くなり、Windows Helloは早くなります。Edgeでのウェブ閲覧も早くなり、他のブラウザでのウェブ閲覧も素早くなります。

Windows Updateは従来の40%小さくなり、より効率的にバックグラウンドで自動で更新されます。

バッテリー消費が少なくなるため、より多くのバッテリー駆動時間が得られます。

13億人の人々のために新しいアイデアを創出でき、作り、あらゆるものを達成する場としてWindowsを提供してきました。

Windows 11ではより素早く、よりシンプルにし、皆さんにとっての生産性とクリエイティビティを提供する場所であることを目指しました。

新しいスタートメニューにより、よりわかりやすくシンプルで、鮮麗され、中心に配置されたレイアウトにしたことで素早く必要な物を見つけることができます。検索バーからPCにあるもの、ウェブのものも包括的に検索できます。

Microsoft 365 とも連動し、携帯で見ていたドキュメントを素早くWindowsでも見れます。

スナップレイアウトにより、素早くウィンドウのレイアウトを切り替えることができます。

すぐに返信が必要なメールがあることがあります。スナップグループにより直前の構成に戻ることができます。

場所を移動する時は大変でした。もともとモニターに移っていた画面構成からノートパソコンだけにしたあと、再びモニターに接続すると、同じウィンドウ構成が維持されます。すぐにやっていたことに戻れます。

デスクトップを作り替えました。各デスクトップに対して、カスタム壁紙やテーマを設定できるため、1つを仕事用、1つをゲーム用、1つを学習用などに切り替えられます。

生産性やクリエイティビティだけではありません。コネクティビティが重要です。Zoomや、SkypeTeamsを通じ、家族とつながりました。

私の親戚はサイプレスに住んでいますが、今まで以上に近くなったと思います。

本日私は新しい機能を発表します。Teams をWindowsの標準機能として組み込みます。皆さんが愛する人たちや、重要だと思う人たちにすぐに繋がれます。

ウィジェットは新しい、AIが搭載された機能です。Windows がより皆さんに合うようになります。

私は今まで使いにくいため、なるべくキーボードを使っていました。

Windows 11はどんなデバイスでも使いやすくしました。

新しいタッチキーボードを用意し、スワイプ入力にも対応し、スペースバーでカーソル操作も可能にしました

Windows 11は新しい音声認識を用意し、文字入力はもちろんのこと、画面操作も可能です。

ウィジェットでは最新の情報を入手することができ、フルスクリーンにも対応します。最新のニュースも閲覧できます。

Microsoft Store でのエンターテインメントをアップデートし、複数のストリーミングサービスからの結果を表示します。そのままパソコンで見ることもできますが、ワイヤレステレビにも簡単に接続できます。

次にゲーミングについてお話したいと思います。

Windowsはマジカルな場所として、ゲーミング体験を提供してきました。

本日数百万人の人々がゲームをしています。Windows 11は素晴らしいゲーミング体験を提供します。

グラフィックはオートHDRにより自動的にゲームのライティングや色をハイダイナミックレンジに調整します

以下はBesthedaスタジオのゲームですが、違いは明確です。

次に、スピードです。新しいゲームはより素早く起動します。

Xbox Series XとSeries S で搭載したDirect Storage APIをWindows 11にも搭載しました。

グラフィックスカードへ直接ゲームはアクセスできるため、CPUに影響を受けることなく今まで以上に高速に動作します。

今回Xbox Game Passもアップデートし、Windowsのゲームにも対応しました。

クロスデバイスでマルチプレイが可能になります。ゲームの購入も直接Xboxアプリから直接PCで購入できます。Xbox のアクセサリはそのままBluetoothで接続させることができます。

Microsoft Store を作り替えました。素早く起動し、素早く検索できます。

そして開発者・Devの皆さんに御礼したいと思います。

我々のマーケットプレイス使っていただいてもいいですし、皆さんのマーケットプレイスを持ってきていただいても問題ありません。皆さんが得た収益は100%みなさんのものです。マイクロソフトが得る利益はゼロです。全くコミッションや手数料などを徴収しません。

その先駆けとしてAdobe社が早速Adobe Creative CloudとDocument Cloudが直接アクセスできます。Adobe社のように、皆さんが作り上げたイノベーションをMicrosoft Storeへ搭載いただくことを楽しみにしています。

もう1つお話したいのが、Androidアプリへの対応です。マイクロソフトストアからAmazonマーケットプレイスを経由してアプリを購入するということもできます。

マイクロソフトストアは非常にオープンなもので、本当に誰でもどんなアプリでも使えるようにしていこうとしています。

ハードウェアメーカーは最高のパフォーマンス、タッチ、ペン、バッテリー寿命などの体験を提供するため、このオープンなハードウェアエコシステムにより、皆さんは自分が選んだ、自分の欲しいデバイスを自由に選べます。

Windows は単なるオペレーティングシステムではなくなりました。私たちの日々の生活の一部でもあるのです。まるでお家のように、私たちと共に進化しているのです。

今日は我々にとってWindowsの歴史の新しい一歩となります。次世代の始まりなのです。オペレーティングシステムだけでなく、ストア、ブラウザの体験も一新しました。

Windowsはいままで、消費者にも、ビジネスにも新しいカテゴリーを作ってきました。

コミュニケーションでも、生産性でも、ビジネスアプリケーションでも、それぞれエコシステムが確立されてきました。ウェブ自体もWindowsによって成長しました。

学生にも、起業家にも、アイデアを現実につなげるための場所となりました。

Windows ではアプリを使えますし、作れます。PCを使えますし、作ることも出来ます。ゲームで遊ぶことも作ることもできます。ビジネスで使うことも、ビジネスを作ることもできます。

そんなWindowsには、3つの機会があると私は考えます。

まず第一に、パーソナルなコンピューティング体験は、自分にあった選択肢が選べる必要があります。自分が実行したいアプリケーション、利用するコンテンツ、つながる人々などが自由に選べる必要があります。

オペレーティングシステムやデバイスは私たちがその仕様に沿うのではなく、私たちのニーズに沿うべきなのです。

今回私たちは人・アプリ・コンテンツを自由に選べ、どのデバイスでも選べるように実現できるようにしました。

2つ目に、Windows は創造するためのステージなのです。皆さんにとってのインスピレーションを与えるステージなのです。

次世代のWindowsでは我々人間の創意工夫が組み込まれたイノベーションを提供します。

コンテンツの作成と消費のサイクルで、簡単にアプリ、ファイル、ゲーム、映画、コミュニティへアクセスできる必要があるのです。皆さんへ作成できる力を与え、創造できるインスピレーションを提供したいのです。

そのために完全に新しくした体験を皆さんに提供し、より高い生産性を提供していきます。

Windows は単なるオペレーティングシステムではありません。プラットフォームクリエイターのためのプラットフォームでもあるのです。人々がコミュニティやビジネスを新しく作り上げる場でもあるのです。

世界は、よりオープンなプラットフォームが求められています。アプリ自体がプラットフォームとして提供できる権利があるのです。WindowsはWindowsよりも大きいものが生まれる場所を提供する場でもあるのです。例えばウェブがその1つです。Windows 11はマイクロソフトにとって、その次の世代を作りあげ、次世代のウェブ、次世代の変革をもたらすソフトウェアカテゴリーが生まれる場所、新たなコンテンツビジネスの場所になるようにしたいのです。

プラットフォームが社会の基盤となるには、基礎となるイノベーションを開花させ、新しいカテゴリーを生み出せるようなルールとなる必要があるのです。そのため我々はストアポリシーなどを見直し、より多くの機会を創出し、WindowsだけでなくAndroidアプリにも対応させるのです。

今回のWindowsは新しい時代のための初めてのバージョンです。次の10年、更にその先のための世代のためのものです。

クリエイターを太陽系と比べた19世紀の哲学者を思い出します。彼は星がいかに独自に輝き続けるかについて触れていました。Windowsはこの星と同じになるようにしていきたいと考え、他の星が生まれ、輝き続けられるように。

次世代のWindows「Windows 11」発表まとめ吉田の備忘録で公開された投稿です。