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林外相 初の日ロ電話外相会談で中ロ軍事活動に重大な懸念伝達

 林外務大臣は、ロシアのラブロフ外相と就任後初めての電話会談を行い、ロシアと中国が最近、日本周辺で軍事活動を活発化していることについて重大な懸念を伝えました。

 会談は、きのうの午後5時から40分間行われました。政府関係者によりますと、この中で林大臣は、ロシアと中国が最近、東シナ海や日本海の上空で爆撃機を飛行させるなど軍事活動を活発化させていることについて重大な懸念を表明しました。一方で、日ロ関係を重視する考えを伝えるとともに、平和条約交渉や北方四島での共同経済活動、さらに北朝鮮のミサイル問題についてもラブロフ外相と議論したということです。

 日ロ間では、平和条約の締結に向けた交渉の継続で一致していますが、コロナ禍で本格協議は先送りが続いており、今後の再開の時期が注目されています。