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厚生労働省は26日、米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンについて、未使用の状態で異物が混入していると複数の接種会場から報告があったと発表した。

  モデルナ製ワクチンの販売や流通を担う武田薬品工業は、異物混入の報告を受け、安全を考慮し、約163万回分の使用を同日から見合わせると発表。モデルナおよび厚生労働省と緊密に連携し、速やかな対応に努めると説明した。

  使用を見合わせる対象ロット番号は以下のとおり:

  • 3004667(約57万回分)
  • 3004734(約52万回分)
  • 3004956(約54万回分)

  モデルナの広報担当者は25日(米国時間)、バイアル内の粒子状物質に関する数件の苦情を受け、日本で新型コロナワクチンの一部使用を見合わせると表明。スペインの委託生産先の製造ラインの一つで製造上の問題が生じたと考えていると説明した。

  また、この問題への対応で武田薬品や当局と連携しているとした上で、現時点では安全性や有効性上の問題は特定されていないとした。

(モデルナの発表を追加して更新します)