もっと詳しく

 EU(ヨーロッパ連合)の医薬品規制当局は、ファイザー製の新型コロナワクチンについて接種の対象年齢を拡大し、5歳以上の子どもへの接種を認める見解を示しました。

 EMA(ヨーロッパ医薬品庁)は25日、ファイザー製の新型コロナワクチンについて、12歳以上としていた接種の対象年齢を拡大し、5歳から11歳の子どもへの接種を認めました。接種は2回で、ワクチンの量は12歳以上の人の3分の1としています。

 EMAによりますと、治験の結果、90.7%の有効性が確認され、主な副反応は倦怠感や頭痛など12歳以上と同様で、通常、数日で回復することから利益がリスクを上回ると判断したということです。

 これを受け、EUの執行機関であるEU委員会が、最終的に承認するかどうか判断することになります。