偽の通報を行うことで警察をけしかけるスワッティング(swatting)により、2020年4月にテネシー州在住の技術者が亡くなる事件が起きていたそうだ。原因は「@Tennessee」というTwitterアカウント。このアカウントは余計な英数字などがついていない州名だったことから、譲渡を希望する申し込みが多くあったという(WKRN.COM、TechSpot、GIGAZINE)。
2020年4月27日、匿名の人物がこのアカウントを所有するマーク・ヘリング氏に対し、TwitterのIDを譲るよう要求した。しかし、ヘリング氏はこれを拒否したところ、数時間後に「男性が女性を殺害した」との通報が行われる事態が起きたという。この通報により地元警察が急行。警察はヘリング氏氏に手を挙げるよう要求した瞬間、同氏は心臓発作で倒れ、そのまま亡くなったとしている。この件でスワッティングを仕掛けた事件当時は未成年だった二人の男性が逮捕されている。
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