どうもリビアでは来月の大統領選挙が、平和的状況の中で、公正に行われるか、疑問になってきました。
リビアの選挙を巡る情勢につきアラビア語メディアから
・リビア大統領選挙委員会が、98名の中から、カッダーフィの次男seif al islam を欠格としたことは、昨日報告しましたが、彼の弁護士は25日、彼の欠格審査について異議申し立てをしようとしていたのを 、複数の武装者が阻害したと語ったとのことです
(その後異議申し立てがどうなったのか、武装者の身元等は不明です)
・seif al islam と並んで、最も注目を浴びていた、もう一人の大物(悪い奴?)のhaftar将軍について、ミスラタの軍事裁判所が25日、2019年の彼の指揮する空軍のミスラタの空軍学校空爆に関して死刑判決を下した。
(ミスラタは内戦当時もっとも反カッダーフィの意識の強い町であったが、その後も内戦時代を通じて、その民兵がトリポリの統一政府の最大の支持者であった)
・al jazeera net はリビア西部では、同将軍及びカッダーフィ息子の立候補に対して強い反発が起きていたと伝えている
・同じく25日、選挙委員会は、大統領選挙は予定通りに行われるとしつつも、今後の状況如何では延期の可能性もあることを認めた。