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スーダンの軍事クーデターに関しては、米国等は安保理の開催を要請していて、26日非公式協議が開催されることになっていますが、al qods al arabi net は、米国省は26日スーダンに対する資金援助7億ドルが凍結されると発表したと報じています・

米国としてはスーダン情勢に鑑み、特使を派遣して双方に自制を要求していましたが、首相以下の逮捕という事態になり、援助を凍結せざるを得なくなったものでしょうか?
(アラビア語メディの中には、米特使の派遣と時を同じくして、戦車が町に出てきたなどとセンセーショナルに書いているものもあった)
この点で興味あるのは、アラビア語メディアの中には特に具体的な根拠を示してはいないが、エジプト、サウディ、UAEが軍を支持していると書いているところがあることで、この3国の名前が出れば、その後ろに米とイスラエルがいるだろうと勘ぐられますが、人権に敏感なバイデン政権の反応は上記の通りです。
他方イスラエルに関しては、al qods al arabi netの別の記事が、イスラエル紙が、イスラエル高官の話として、米も当然スーダンで軍と民主化組織等の溝が拡大しつつあることは認識していて、軍を支持すべきだったのに、特使を送ったのはタイミングが遅かったし、また彼が中立的立場をとったのもまずかったとの話を載せています。
こちらの話は具体的に交換とは誰かということも明記しておらず、信憑性に問題はあるも興味のある記事ですね
因みに記事の表題は「イスラエルはクーデター支持」というのですが、イスラエルが公式にそのような立場を表明したか否かは知りません。

إسرائيل تؤيد الانقلاب | القدس العربي (alquds.co.uk)
واشنطن تعلّق مساعدة مالية للسودان بـ700 مليون دولار بعد سيطرة العسكريين على الحكم | القدس العربي (alquds.co.uk)