「鬼やばいっす」「カッケー」。25、26両日にNHKで中継されたスケートボード・ストリートで、砕けた言葉を用いて、若者が躍動する新競技の世界に視聴者を引き込んだのが、解説を担ったプロスケートボーダーの瀬尻稜さん(24)だ。
ストリートは独創的な技が求められる種目だと、折に触れて紹介。男子の初代王者になった堀米雄斗(22)が独自の技を決めると、淡々と「彼スケボーうまいっすね」。米国発祥で日本の視聴者にはなじみが薄い種目だが、瀬尻さんの型にはまらない率直な反応から、勝負に加え、パフォーマンスの格好良さも見どころだと伝わった。