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日本トップクラスのプロeスポーツチーム『DetonatioN Gaming』を運営する株式会社DetonatioNが、株式会社GameWithの子会社となりました。

『GameWith』が株式を取得した理由

今回の子会社化により、当社の動画配信に強みを持つ e スポーツ事業と DetonatioN の競技シーンにおけるプロe スポーツチームの運営等を組み合わせることで、拡大が期待されるe スポーツ市場において事業成長を加速させることが可能となることから、当社グループの企業価値向上に資するものと判断し、本件株式取得を決定しました。

買収の要点

  • 株式会社 DetonatioNの株式59.82%を取得
  • 取得価額は2億5317万円
  • 『DetonatioN Gaming』のチーム名に変更無し
  • 『DetonatioN Gaming』創設者の梅崎伸幸氏が引き続きチームを牽引

今泉卓也氏のコメント(GameWith 代表取締役社長)

日本のeスポーツシーンを牽引してきた企業と、このタイミングで一緒に取り組めることを大変嬉しく思っております。DetonatioNは世界に対して実績を持っている数少ない日本発のeスポーツチームで、国内eスポーツ市場においては、強さの象徴とも言えるチームです。
そんなDetonatioNの強さを創るノウハウと、当社が培ってきたメディア、動画配信、イベント運営でのノウハウを融合し、国内eスポーツ市場の拡大につながるシナジーを創出できると考え、この度の株式取得に至りました。今回の取り組みを通してDetonatioNの勝利をサポートするとともに、国内eスポーツの市場拡大およびeスポーツビジネスの確立に繋げてまいります。

梅崎伸幸氏のコメント (DetonatioN 代表取締役社長)

この度、国内最大級のゲーム情報メディアであるグループ企業の一員として、ご一緒できることを大変嬉しく思っております。当社はチーム設立以来、「世界で勝てるチーム」をスローガンに、国内eスポーツの黎明期から発展に尽力してまいりました。
また、大勢の方々のご支援によりDetonatioN Gamingはグローバルにおいても知名度を獲得するチームにまで成長することができました。
今後は、この度の子会社化を通して、両社の強みを掛け合わせて連携を深めていくことで、eスポーツ選手の競技環境を始めゲームコミュニティやeスポーツ事業の発展の創出に努めてまいります。

両社のメリットと『League of Legends Japan League』の参入条件

『League of Legends』で世界トップ16に入る『DetonatioN Gaming』を2.5億円で買えてしまうというのは破格に感じます。

今回の子会社によるメリットは上記で両社が示しているとおりで、GameWithとしてはDetonatioNが持つeスポーツチーム運営のノウハウ、DetonatioNとしてはGameWithのメディア力や上場企業傘下となることでの恩恵があります。

また、League of Legendsの国内プロリーグ『League of Legends Japan League』の参入条件が2020年から下記のように引き上げられており、子会社となったのはこの条件をクリアするためという理由もありそうです。

・資本金 が5千万円以上であること
・チームオーナーとなる法人の、2019年10月以降に開始する最初の会計年度における年間売上が合同会社ライアットゲームズからの支払いを除き、25億円以上になると合理的に見込まれること

※上記引用部分について、『League of Legends』サイトのリニューアル後より閲覧出来なくなっています

株式会社DetonatioNの2021年3月期 売上高は約3.1億円

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