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「現在進めているワクチンの接種がデルタ株に対しても明らかな効果があり、新たな治療薬で広く重症化を防ぐことも可能です。明かりははっきりと見え始めています」

8月25日夜に行われた記者会見で、新型コロナ対策への自信をこう語ったのは菅義偉首相(72)だ。

北海道や宮城県など8道県に緊急事態宣言の拡大が決定した同日、菅首相は「国民の皆様の御協力を頂きながら、この危機を何としても乗り越えていく、そうした決意に変わりはありません」と表明した。

今回の会見でも「国民の暮らしと命を守る」と強調した菅首相。しかし国民に希望を与えるような言葉とは裏腹に、「目がうつろ」などと菅首相の体調を心配する声が相次いでいるのだ。

《菅氏目がうつろで……これ、精神状態大丈夫だべか? とか色々疑ってしまうわ》
《菅総理目がとろんとして疲れてるなぁって思う。批判も多いけど決していいことなんてない大変な仕事、役目だよなぁ》
《どう見ても菅首相の顔が緊急事態。疲れ果てておる。。》
《菅首相は疲れすぎでしょ。休んでいいよ。誰にも見えない光が見えちゃってるなんて心配だわ》

「24日にNHKで中継された東京パラリンピックの開会式でも、視聴者から『菅総理の様子がおかしい』といった懸念の声が上がっていました。BGMに合わせて手拍子をしようとしていたのでしょうが、テンポが遅く合っていませんでした。顔色もあまり良くないように見えましたね」(スポーツ紙記者)

■勤続150日を記録

読売新聞によると、菅首相が最後に終日休養を取ったのは今年3月28日だという。8月26日現在で勤続150日となり、安倍晋三前首相(66)の“147日連勤”の記録を塗り替えたのだ。

「与党内でも菅首相に休養を勧める声が上がっていますが、本人は『体調は万全』と休む気配は見えません。菅首相は『休むとかえってペースが乱れてしまう』といい、週末も執務にあたっています。また、日課にしている早朝の散歩も特別な予定が入らない限り、続けています。

とはいえ『原爆の日』の式典での大切な挨拶を読み飛ばしたり、言い違いを繰り返したりするなど実務に支障をきたしているのも事実です」(与党関係者)

自民党は26日、菅首相の総裁任期満了に伴う総裁選を9月17日告示、同月29日投開票と決めた。各紙によれば、「時期が来たら出馬すると申し上げてきた。それに変わりはない」と述べたという菅首相。果たして、再選する見込みはあるのだろうか?