既報通り、Googleが同社のスマートフォン(スマホ)「Pixel」シリーズに提供する新機能「Pixel feature drops」( http://g.co/pixel/updates )の第7弾およびAndroidの月次セキュリティーパッチの2021年12月分を含むソフトウェア更新を順次提供しています。当初は最新機種「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」を除く「Pixel 3」シリーズ以降に提供していました。
その後、12月13日(現地時間)よりPixel 6およびPixel 6 Proにもソフトウェア更新が順次提供開始されており、12月15日(現地時間)にはPixel 6とPixel 6 Pro向けのファクトリーイメージも公開されており、パソコンと接続してAndroid Debug Bridge(adb)を利用して「adb sideload」で差分アップデートが可能となっています。
更新後のビルド番号はグローバル版が「SQ1D.211205.016.A1」、アメリカ版が「SQ1D.211205.017」、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツといったEMEA版が「SQ1D.211205.016.A4」、オーストラリア版が「 SQ1D.211205.016.A5」とのこと。
なお、日本版についてはPixel 6やPixel 6 Proを販売しているau(KDDI・沖縄セルラー電話)やSoftBank(ソフトバンク)から案内がないことからGoogle ストアで販売されているメーカー版(SIMフリー製品)を含めて日本ではまだネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)は配信されていない可能性も高く、実際にTwitterなどのSNSでもOTAが来ないといった投稿が多く見られます。
一方、グーグル(以下、Google Japan)が12月20日にサポートWebページを更新し、日本版もグローバル版と同じビルド番号「SQ1D.211205.016.A1」であることを記載しています。筆者の手持ちのPixel 6とPixel 6 Proにも現在まで該当するOTAは配信されてきませんが、本記事ではファクトリーイメージを導入してみましたのでその模様を紹介します。