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©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

乃木坂46の岩本蓮加が宝田明とW主演を務める映画「世の中にたえて桜のなかりせば」が2022年に公開されることが決定した。

 

本作は、“終活アドバイザー”のアルバイトをしている不登校の女子高生・咲(岩本蓮加)が、同僚の敬三(宝田明)と共にさまざまな境遇の「終活」を手助けするうちに、自分の生き方と向き合い始める物語。乃木坂46で活躍する岩本は本作が映画初主演。「終活」に悩む大人たちに真摯に向き合おうとする、等身大の女子高生を見事に演じている。

 

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会

W主演を務めるのは大ベテランの宝田。岩本が演じる咲に寄り添い、彼女の新たな一歩を導き出す。また、本作の企画立案を宝田企画が担当し、宝田自らがエグゼクティブプロデューサーを担当。宝田の妻役は名優・吉行和子が務める。

 

メガホンを取ったのは、多くの映画祭で短編映画賞を受賞し、短編作品「サイレン」(17)が国内外の映画祭で賞を受賞した、気鋭の若手監督・三宅伸行。主題歌は、2人組ボーカルデュオall at onceが手掛ける。

 

本作のタイトルである「世の中にたえて桜のなかりせば」とは、桜にまつわる詩からの引用。桜の季節、そして「終活」をテーマに、17歳の岩本と87歳の宝田の70歳差コンビが描く心温まるヒューマンドラマが誕生した。

 

乃木坂46・岩本蓮加 コメント

初主演映画ということでかなり緊張していてプレッシャーも感じていたのですが、それ以上にうれしい気持ちでいっぱいでしたし、応援してくださっているファンの方々に喜んでもらえると思うとより嬉しく思えました。
そして、W主演の宝田明さんとの共演は本当に夢のようで、撮影の合間に気さくに話しかけてくださったり、時にはアドバイスもしてくださって、ものすごく貴重な時間を過ごすことができたと思います。
多くの方に観ていただけたらうれしいです!

 

宝田明 コメント

17才の時を思う。
戦後満州から引き上げてきた軍国少年であった。七つボタンは桜に錨と大声を張り上げ予科練を夢見ていた。
死ぬような思いで帰国。桜に覆われた皇居を見た時の感動は忘れられない。
夜空の照明に浮かぶ堂々たる大樹。
ひっそりとした野辺に一人咲く桜の老木。
聖戦と言われながら悲しい運命を背負ったあの時代の彼等も17才の時。
いっそ桜がなければ気を使わずにのどかな気でいられるのに。
17才の岩本蓮加。
物怖じせず素直に役に挑戦する姿。真剣で行儀正しい人柄は、これからの俳優人生を確かなものとして満開の花を咲かせるであろう。

 

作品情報

「世の中にたえて桜のなかりせば」
2022年公開

監督:三宅伸行
脚本:敦賀零、三宅伸行
エグゼクティブプロデューサー:宝田明
エンディング曲:all at once「蒼空」Produced by 亀田誠治

©2021『世の中にたえて桜のなかりせば』製作委員会